子どもの爪噛みに悩んでいませんか?
爪を噛み過ぎて、深爪が痛々しいお子さん、いますよね。
3歳半の息子も、爪を噛み過ぎて深爪してしまっています。
『ゆびたこ』のおかげでゆびしゃぶりはなくなったけど、3歳になって爪を噛みだしました

でも、ある絵本を読んだら、爪噛みが格段に減りました!
子どもの爪噛みに効果があった、『つめかみおばけ』を紹介します。
『つめかみおばけ』あらすじ
爪噛みが辞められないゆうちゃんは、いつも爪をガジガジ。
それを見ていた、爪のないおばけ。
「爪って、おいしいの?」
そう思ったおばけは、ゆうちゃんに乗り移ります。
でも、ゆうちゃんの爪は短くて噛めません。
おばけは、今度はゆうちゃんのお母さんに乗り移ります。
おばけが、次々に色々な人たちに乗り移って爪噛みをすると、町中が大騒ぎに!
爪をたくさん食べちゃったおばけ、大丈夫かな?
たくさんの爪を食べてしまったおばけ、大丈夫かな?
『つめかみおばけ』感想
『ゆびたこ』や『たべてあげる』は、脅しでゆびしゃぶりや偏食をやめさせる絵本でしたが、この絵本には脅しの要素はありません。
- 深爪だと、指先が上手く使えなくなる
- 爪のバイキンがお腹に入って、お腹を壊す
といったことを、わかりやすく教えてくれます。
字も多くないし、絵もかわいいので、3歳でも充分理解できるストーリーだと思います。
大人が爪噛みをしている異様さ
主人公、ゆうちゃんも、最後には「爪噛みをやめる!」と宣言します。
その理由は、「爪を噛んでいるお母さんが、怖かったから」。
爪を噛んでいる姿って、第三者から見て怖いし、とても醜いんですよね。
身近な人が爪を噛んで、別人に豹変している姿を見たことで、ゆうちゃんはやっと自分を客観視できたのです。
他人から見て、自分がどう映るかってことに気づけたからこそ、ゆうちゃんは変われたんだね
『つめかみおばけ』息子の反応
絵本で、「爪と噛むと、シール剥がしも、小さなものをつまむのも難しい」とありますので、実際に体験してもらいました。
シールをはがすの、日常でも苦戦してるもんね
案の定、息子はシール剥がしに悪戦苦闘。
シールだけじゃなく、マグネットも取りにくいことを実感して、爪の大切さが少し、わかったみたいです。
でも、一番息子に響いたのは、やはりゆうちゃんと同じく、ママが爪を噛む仕草でした。
やだー!!噛まないで~!
必死になって、母の爪噛みを止める息子!
身近な大人が爪を噛んでいる姿って、とっても怖いみたいですね。
絵本で得たことを、日常生活でも応用しよう!
『ゆびたこ』『たべてあげる』もそうでしたが、どうやら息子の問題行動を改善させるには、絵本が効果が高いことがわかりました。

口で言っても伝わりにくい反面、絵本だと入りやすいのは、視覚優位の特徴なのかもしれません。
また、大人が爪を噛む仕草をやってみせたら、思いのほか高い反応が返ってきたので、これは他でも応用できるなと感じました。
大人があえてNG例をやってみせて、子どもに正しいことをやらせる…とかね。
子どもの爪噛み、何度言っても治らないなら、絵本を読んでみてはいかがでしょうか?
『つめかみおばけ』絵本データ
- 作・絵 よしむらあきこ
- 出版社 教育画劇
- 発行日 2020年7月8日