図書館は、無料でたくさんの絵本に触れられる、とても便利なツール!
子どもに絵本に親しんで欲しいなら、賢く利用していきたいですよね。
でも、
図書館で絵本を借りたいけど、選び方がわからない、といった声を、よく聞きます。
- たくさんの絵本から、何を基準に選べばいいかわからない
- 好みが似通っていて、いつも同じ系統の絵本を読んでしまう
- 子どもの興味を広げたい!
そんな方に向けて、週1で図書館に通う私の絵本の選び方について、ご紹介します♡
この記事を読めば、絵本の選び方に迷う時間が減り、絵本選びが楽になりますよ!
Contents
絵本を選ぶ時に心がけていること
図書館で一度に借りられる冊数には、上限があります。
自治体にもよりますが、私が住んでいる地域では、ひとり10冊までとなっています。
10冊借りる上で、私が心がけていることが2点あります。
- 異なるジャンルの物をチョイスする
- バリエーションが豊富になるようにする
同じような作品ばかりを与えても、子どもの世界は広がりません。
子どもの世界を広げるには、画風・表現方法が異なる、幅広い絵本の世界に触れさせることが大切です。
色々なジャンルから選び、バリエーション豊かになるよう、10冊の絵本を整えています。
10冊の絵本選び、具体例
実際の絵本選びでは、こんなジャンルからセレクトしています。
- ママ・パパが読みたい絵本
- 子どもが読みたい絵本
- シリーズ絵本
- 日本・海外の昔話
- 海外絵本
- 科学・自然絵本
- 季節・行事絵本
- 図鑑
気分によって違うけど、幅を持たせて、なるべく子どもの世界を広げるよう、意識して選んでいるよ!
ママ・パパが読みたい絵本
我が家では、絵本の読み聞かせは、ほとんど私がやっています。
そのため、私が読みたい絵本を選ぶのはマストです!
読み手が気分がアガる、読んでいて気持ちのいい絵本は、子どもにもいい影響があると思っています。
読み手のテンションは、子どもに必ず伝わるからね♪
私が選ぶのは、かわいくて、心がほんわかする絵本。
- 宮野聡子(きみにありがとうのおくりもの)
- えがしらみちこ(なきごえバス)
- どいかや(チリとチリリシリーズ)
- さこももみ(ゆっくとすっくシリーズ)
- しもかわらゆみ(おすわり どうぞ)
- あいはらひろゆき・あだちなみ(くまのジャッキー)
上記の作家さんは、とにかく絵が愛らしくて素敵なので、少しずつ借りては、楽しませて頂いてます♡
どの作者さんも、女の子ウケする世界観だと思う!

子どもが読みたい絵本
親が選んだ絵本ばかりでは、子どもの自主性は育ちません。
子どもから「読みたい!」と持ってきた絵本は、優先的に借りるようにしています。
私の場合、図書館の事前予約システムを利用するので、子どもが選ぶ機会が少ないです。
しかし、保育園でも絵本の貸し出しを行っているので、息子にはそこで選んでもらっています。
息子は今、ひらがなを読むのが好きなので、自分で読みきれる1、2歳向けの絵本を選ぶことが多いかな。
シリーズ絵本
シリーズものの絵本って、多いと10冊以上出ているものもありますよね!
長く続いている=人々に愛されている証拠でもあります。
そんなシリーズものは、毎週少しずつ、時間をかけて読んでいってます。
シリーズでも絵本の場合、単体で楽しめるものがほとんどなのもいい!
ある程度、長いお話が楽しめる年齢になる、3・4歳児におススメするシリーズものは、こちら。
- 10ぴきのかえる
- ノラネコぐんだん
- ころわん
- ねずみくんのチョッキ
- そらまめくんのベッド
- ぐりとぐら
- 14ひきシリーズ
日本・海外の昔話
昔話には、教訓が含まれているものが多く、ぜひ読んであげたいです。
長いお話が多いので、よく選んであげることが大切です。
3歳から楽しめる昔話を挙げてみます。
- ねずみのすもう
- 桃太郎
- かちかち山
- 一寸法師
- 浦島太郎
- ねずみの嫁入り
- 三まいのおふだ
- おおきなかぶ
- 3匹のこぶた
- 狼と七ひきの子ヤギ
- 赤ずきん
4歳以降になると、昔話はもっと楽しめそう♪
海外の絵本
日本だけでなく、海外にも素晴らしい絵本はいっぱいあります!
異国ならではの色使い、表現方法もあるので、10冊のうち1冊は海外作家による絵本を読んであげたいものです。
- おさるのじょーじシリーズ
- おばけのバーバパパシリーズ
- 『スイミー』レオ・レオニ
- 『どうながのプレッツェル』マーグレット・レイ
- 『てぶくろ』ウクライナ民謡
- 『ぼくにげちゃうよ』ワイズ・ブラウン
はらぺこあおむしで有名な、エリックカールの絵本も、色使いがきれいでおススメだよ!

化学・自然の絵本
身近な不思議や、自然を感じる絵本は、必ずチョイスしています。
しかし、一口に科学・自然絵本といっても、生物・地学・天文・化学と幅広いため、どれを選んだらいいか迷うのも事実…
そこで活用したいのが、月刊の科学絵本。
フレーベル館の『しぜん キンダーブック』、福音館書店の『ちいさなかがくのとも』は、3~5歳までを対象にした月刊科学絵本です。
毎月違うジャンルが取り上げられていて、幅広い分野の不思議に触れられます。
図書館では、こうした月刊絵本のバックナンバーも揃っているので、有効活用しない手はありません!
本屋さんで店頭に並ぶことはあまりないから、図書館に置いてあるのはありがたい!
絵本ナビでは、おすすめの科学絵本が特集されています。
科学絵本に触れて、実体験に結び付けると、知識も定着しやすいです。
『ちいさなかがくのとも』のお兄さん誌にあたる、『かがくのとも』から刊行された絵本とともに、手前みそを作りました!

季節・行事の絵本
小学校受験では、季節や行事に関する質問が、さまざまな形で登場します。
受験をしてもしなくても、季節や行事の事柄を、楽しく教えていきたいですよね。
その月の行事にかかわる絵本も、意識して借りるようにしています。
3歳からおススメするなら、ぽるぷ社から出ている『はじめての行事絵本』シリーズ。
冬至のゆず風呂に、お月見、お花見にまつわるお話が、わかりやすく紹介されています。
また、シリーズ絵本の中には、行事にまつわるお話が入っているものもあるので、そちらと合わせて借りてみるのもおススメです。
今の季節だと、10ぴきのかえるや14ひきから、お月見の話があるよ!
絵本ナビでは、行事を楽しむ絵本の特集が組まれています。
図鑑系
本格的な図鑑を手にする前に、手に取りやすい厚さ・大きさの図鑑を、ジャンルを絞ることなく借りることにしています。
好奇心をくすぐるしかけ付きの図鑑が、初めての図鑑としてはとっつきやすく、おススメです。
- 『はっけんずかんプチ』学研
- 『はっけんずかん』学研
- 『まどあけずかん』小学館
学研から出ている『はっけんずかんプチ』は、初めて手にする図鑑にぴったりです!
情報量やページ数が多すぎず、3歳児がひとりで無理なく読み切れます。
『はっけんずかんプチ』で慣れて、『はっけんずかん』『まどあけずかん』と進んでいくのがおススメ!
図鑑を読むことが好きなら、成美堂出版から出ている『じぶんでよめるずかん』シリーズへと発展させてあげても。
子どもの手にぴったりの大きさで、文字が読めるお子さんなら、本当に自分で読んでいますよ!
絵本ナビで、初めて手に取る図鑑のおすすめについて、紹介されています。
幅広いジャンルの本に触れさせることが大事
他にも、私が図書館で絵本を選ぶときは、
- 子どもがひとりで楽しめる、字が少なめの絵本
- ユーモア・ナンセンスで、大笑いできる絵本
- 図書館員のおススメ絵本
- 書店で平積みされている絵本
などという視点も取り入れています。
書店は新刊や話題作が多い、図書館員は季節のもの、定番の絵本をおススメしていることが多いかな
とにかく、10冊それぞれが、違うカラーになるように意識しています。
違うカラーの絵本にすることで、
- あっ、こんな絵本も好きなんだ!
- これまだ、難しかったかな?
- もうそんな絵本を自分で読めるんだ
といった、発見があります。
それから、大事なのは、一度借りた絵本を、時間をあけてもう一度借りること。
同じ絵本でも、年齢を重ねれば、新たな気づきを親子ともどもに与えてくれるからです。
意外と息子も覚えているから、びっくり!
まとめ
図書館で借りる、絵本のジャンルをあらかじめ決めておくと、絵本選びがラクになるというお話でした。
ジャンルを広げ、バリエーションを豊かにすると、子どもの興味関心は、もっと広がっていきますよ!
読書の秋。
お子さんと一緒に、絵本の世界に旅立ってみてはいかがでしょうか?
関連記事
絵本を手に取りやすい環境つくりも、とても大事!おすすめの絵本ラックについて記事にしています。
