就学時健診が行われる前の10月下旬、就学予定先の小学校にて、特別支援面談を受けました!
息子は自閉スペクトラム症の診断済み。小学校入学後は、通級指導(情緒)を希望しており、4月に就学相談を受けていました。

今回は、入学前の特別支援面談がどのようなものだったかについて、記事にしていきます。
Contents
特別支援面談体験談
11月初旬に行われる就学時健診が差し迫った、10月初旬。
息子が落ち着いて就学時健診を終えられるよう、個別見学させてもらいたいと思い、小学校に問い合わせをしました。
息子は自閉スペクトラム症の診断を受けています。就学時健診を落ち着いて終えられるよう、事前に小学校を見学したいのですが…
申し訳ありません。コロナですので、諸事情あるとしても、個別での学校見学は対応致しかねます
そ、そうですか…(クソ、コロナめ…)
こちらとしては、当日息子さんのありのままの姿を見たいので、むしろそのままおいで下さる方がいいのです
副校長先生の言葉に、「他の児童と同条件の方が、息子が抱えている困難さが先生方に伝わるかも」と思い、そのまま就学時健診に臨むつもりでいました。
しかし、その1週間後。副校長先生から我が家に電話がありました。
入学後は通級指導を希望していると聞いています。お子さまの現在の様子を見たいので、一度本校に来て頂けませんか?
えっ⁉は、はい、わかりました
4月の就学相談の情報が、小学校に届いた様子。
コロナということもあり、直接小学校に見学の申し入れをしてもダメだったのですが、就学相談をしていたため、就学前に特別支援面談をする運びとなりました。
やっぱり、就学相談って大事!早く動いておいて良かった!
準備
さて、急きょ決まった特別支援面談ですが、何を聞かれるのか、どんなことをするのか、全くわかりません。
何を持っていったらいいんだ~?
しかし、それなりの数の関係各所に相談した経験から
- 息子の成育歴
- 障害に気づいたきっかけ
- 通っている療育機関名
- 現在の困り感
- 息子の長所・親の願い
これらの項目について聞かれることを想定し、内容をA4用紙1枚にまとめてしておきました。
当日うまく話せないかもしれないし、伝えたいことをまとめておくと、慌てないで済むよ!
先生方も、時間を割いて息子のために時間を作ってくれています。
なるべく早めに要件を終えられるよう、現状と要望は、あらかじめまとめておきましょう。
また、伝えたいことがたくさんあるからと、何枚にも渡って書類を作成するのもおススメしません。
長い文章は、読む人を疲れさせます。
なるべく、先生方の負担にならないよう配慮することが大切です!
当日、面談に関わる人が複数名いることを考慮し、書類は複数枚用意しておくと安心。
コピーを取るために、面談が中断されることもないよ!
先方が聞きたい内容を想定し、A4用紙1枚の文書にまとめ、複数枚コピーを用意しておくと、当日の面談がスムーズになるよ!
面談の日取りが決まったら、子どもにも面談のことを話しておきます。
小学校の先生がね、学校を見においでよ!て言ってくれてるんだ。小学校行ったことないよね。見に行ってみない?
うん、行く~!(即答)
息子は好奇心旺盛で、人見知りをしないタイプなので気を遣うことはありませんでしたが、不安を感じないよう、言葉を選んであげるといいですね。
少なくとも、当日いきなり連れていくのだけはやめておきましょう。
当日の持ち物
持ち物は特に言われませんでしたが、以下を持参しました。
- 母子手帳
- 診断書
- 心理検査結果(田中ビネー)
- 作成した書類(A4用紙1枚)6部
- 保護者用スリッパ
- 子ども用上履き
この時に出してもらった診断書と、心理検査の結果を持っていきました。

子ども用の上履きは、あった方がいいです。
保護者は来賓用のスリッパを貸して頂けますが、学校には子ども用のスリッパは用意されていません。
大人のスリッパでは、子どもは歩きにくいでしょう。
履きたがらなかったり、スリッパで遊び始めることも考えられます。
なるべく普段と変わらない状態で臨めるよう、子どもに配慮してあげましょう。
当日
そんなこんなで迎えた、特別支援面談当日。そうそうたるメンバーが出迎えてくれました!
- 校長
- 副校長
- 養護教諭
- 特別支援コーディネーター
- 特別支援専門員(3名)
フルメンバーじゃん!
6部あれば足りるだろうと用意した書類、足りませんでした(汗)
校長室に入室し、あいさつを済ませた後、息子は特別支援専門員2名に連れ出されました。
恐らく別室にて行動観察となったのでしょう。
私は、残ったメンバーに持参した資料を渡して、そのまま面談になりました。
4月の就学相談での内容が、小学校へも引き継がれているようでしたが、半年が経過し、状況も変わっています。
現在の困り感などをまとめた書類、先生方は熱心に読んで下さり、4月から半年が経過した息子の成長や、変化を見逃さず指摘して下さいました。
投薬を開始したんですね。薬の影響はいかがですか?
はい。投薬をしたことで落ち着き、人の話を聞ける時間が長くなりました。当初は昼過ぎに眠気を覚えていたようですが、今は解消されています。
過去に他害があったとのことですが、現在はいかがですか?
言葉より先に手が出ることが多かった3、4歳と比較すると、言葉で伝えられるようになっています。保育園でも、他害はほとんどありません。
副校長先生を中心に、面談が進みます。
こちらの言いたいことは、すべて書面にまとめてるので、面談もさくさく進みました。
早めに療育などに行かれて対処しているのは、本当に素晴らしいと思います。ご両親の賢明なご判断があってのことと思います
小学校生活を見据えて、投薬など早めに手を打っている点、先生方は評価して下さっている印象でした。
小一時間ほどの面談が終わり、息子が校長室に戻ってきました。
息子くん、落ち着いて頑張っていましたよ
楽しかった~!
別室でどんなことをしていたのかはわかりませんが、知的発達や、人とやりとりする力を見ていたのだと思います。
さて、校長室に戻った息子は、校長室にあるポスターや置き物に興味津々。椅子に座らず、次々に見て回ります。
これなーにー??
ひ~!!ちょっとちょっと…!椅子に座ってよ~!
親である私は、冷や汗もの!
大丈夫ですよ~。見慣れない物がたくさんあって、気になっちゃうよね~
好奇心旺盛なのはいいことですよ。IQも高めですし、なんでも興味があるんですね
ポスターの、漢字交じりの文字も次々に読み上げていき、先生たちを驚かしていました。
なるほど、だいたい様子がわかりましたよ。今日お会い出来て、本当に良かったです
は、はい…(多動児ってことが伝わったんだな…これで良かったのかな…)
ともあれ、1時間弱の特別支援面談は、無事に終了となりました。
特別支援面談を終えて
たくさんの先生方が集まった、特別支援面談。
正直、ここまでのメンバーを揃えて下さるとは思ってもみませんでした。
先生全員のスケジュールを調整するの、めっちゃ大変だっただろうな…
同じ学校業界に身を置く者として、今回の面談はとても手厚く、配慮が行き届いていた印象でした。
息子ひとりのために、ここまでしてくださるなんて…!この小学校なら、安心して息子を預けられる!
後日、面談の様子を児童精神科の主治医に話したところ
初回でそこまでやって下さるのは、なかなかありませんよ。意識が高い小学校だと思います。お母さん、ラッキーでしたね!
小学校によって、発達障害への理解や、配慮も違うので、息子が通う予定の小学校は、かなり手厚いようです。
息子自身をみてもらうことで安心しましたし、息子も「ここの小学校に通うんだ!」という意識が芽生えたようです。
今回の特別支援面談で、息子の進路にも変化が起きました。
就学時健診の記事で、詳しく記載していますので、併せてお読みください。

ここまで読んでくれて、ありがとう!