子どもの偏食にお悩みはありませんか?
3歳6か月の今も、偏食には悩まされています
苦手な食材は、細かく刻んだり、ポタージュにしたり。
手を変え、品を変え、食べさせる努力はしています。

偏食って、ママの努力だけではどうにもならないこともありますよね?
子どもの意識が変えられるのが、一番ラクなんだけどね♪
そこで、ある絵本を読んだら、偏食に効果がありました!
なんと、子ども自ら、苦手な食材を進んで食べてくれたんです!
子どもの偏食に悩む方におススメしたい、『たべてあげる』という絵本を、紹介します!
Contents
『たべてあげる』あらすじ
好き嫌いが多い、りょうたくん。
ある日、りょうたくんの前に、りょうたくんそっくりの「ちいさいりょうたくん」が現れました。
ちいさいりょうたくんは、りょうたくんが苦手なピーマンを、
「たべてあげる」と、食べてくれました。
それからというものの、食事のたびにちいさいりょうたくんが現れ、苦手なものを食べてくれるように。
「あれもあげる!これもあげる!」
苦手な食べ物を、どんどん食べてくれる、ちいさいりょうたくん。
どんどん食べるちいさいりょうたくんは、りょうたくんよりも大きくなってしまいました。
りょうたくんは、
「こんなのいやだ!りょうたいやだ!」
と叫びます。
ちいさいりょうたくんは、
「りょうた、いやなの?ピーマンいやだ、にんじんいやだ。
こんどは、りょうたいやだ。じゃあ…たべてあげる」
りょうたくん、どうなっちゃうの?
『たべてあげる』感想
『ゆびたこ』同様、この絵本は、脅しです。

ネタバレすると、りょうたくんは、ちいさいりょうたくんに食べられてしまうのです!
しかも、反省したりょうたくんが、無事元の世界に戻れればいいのですが、そんなこともありません。
ハッピーエンドにならないんです!
救われないじゃん!
そう…
この絵本は、立派な「ホラー」。
子ども向けとは思えない、ダークな展開なんです。
ちいさいりょうたくんが、りょうたくんを食べちゃうシーンは、見開きいっぱい使っての、ドアップ!
たいていの子どもは、ここで半泣き状態になるはず(苦笑)
大人の私は、ラストに向けてりょうたくんに成り代わった、ちいさいりょうたくんに、ママが何も気づかない。
おそらく、ずっと気づかないままだと暗示されているのが、何よりも怖かったです(笑)
ヘタな怪談絵本より、よっぽど怖いよ…
『たべてあげる』3歳6か月の息子の反応
ちいさいりょうたくんが、りょうたくんを食べちゃうシーンが、よほど怖かったのか、初回では後ずさり。
その日の夜、いつものように夕飯を残そうとした息子に、
「ちいさい〇〇ちゃんが来ちゃうかもね…」
と呟いたら、大急ぎで全部平らげました。
ホント、脅し以外の何物でもないよね
それからしばらくの間は、この方法で完食の日が続きました。
そんなに怖いなら、もう読んでって言わないかな?と思いきや、「たべてあげる読んで~」と持ってくることが多く。
読んだら絶対「怖い~」って言うのに、読むの~?
ホント、不思議な絵本です(笑)
『たべてあげる』はどんな偏食の子にも効果がある?
結論から言うと、どんな偏食でも治ってしまう絵本なんて、存在しません。
息子は苦手な食べ物が多すぎて、この絵本で解消できたのは、ほんの一部。
大嫌いなピーマンや生のトマトは、どんなに頑張っても食べられませんでした。
どーしても嫌な食べ物ってあるもんね
ただ、明らかに食べられる献立で、食べ残しをすることが減ったので、その点ではこの絵本は効果があったと感じます。
この絵本をきっかけに、ハンバーグを食べられるようになったし、ごはんをモリモリ食べるようになったよ!
『たべてあげる』はホラー絵本。子どもの性格を考えて読んで!
『たべてあげる』は、幼い子どもには怖い内容です。
だから、神経質で怖がりな子だと、トラウマになる可能性もあります。
お子さんの性格をよく考えて、読んであげる必要がある絵本です。
脅しで偏食を治す方法にも、賛否両論あると思います。
私はこの絵本を読む時、偏食ではなく、りょうたくんの態度に注目させるように心がけて読み聞かせをしています。
どうしても食べられないものがあるのは、しょうがない。
それより、ズルいことをしているりょうたくんって、どうなのかな?
ズルいことしちゃったから、りょうたくんは食べられちゃったんだね。
3歳だとそこまで理解するのは難しいかもしれませんが、恐怖だけを植え付けることは避けたいと思っています。
色んな読み方ができるのは、絵本の醍醐味!
『たべてあげる』、ぜひ、あなたなりのメッセージを添えて、お子さんに読んでみてくださいね♪
『たべてあげる』絵本データ
- 作 ふくべあきひろ
- 絵 おおのこうへい
- 出版社 教育画劇
- 発行日 2011年11月
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