遊びのアイデア

発達が気になる子の外遊びの重要性

あなたは、お出かけや、外で身体を動かすことが好きですか?

力ピバラ

私は、外より家の中の方が好き!超インドアな自覚あり!

私と同じく、家が好きな方たちは、子どもが生まれてからも、おうちの中で過ごすことが多くなりがち。

気がつけば、家から一歩も出ることなく、一日が終わっていた…なんて日もあるのではないでしょうか?

でも、活発な男の子は、外で遊べない日が何日も続くと、イライラがたまりがちに。

さらに、発達が気になる子の場合、外で遊ぶことは、とても大切になってくるのです。

今回は、発達が気になる子の外遊びの重要性と、関わり方について、記事にしていきます。

外遊びで伸びる力

公園遊びに代表されるような、外遊びで伸びる力は、主に以下の4点です。

  1. 身体能力の向上
  2. 思考力の向上
  3. コミュニケーション能力
  4. 知的好奇心が育まれ、脳の発達が促される
カピバラ

ひとつひとつ、見ていくよ!

①身体能力の向上

公園は、身体を動かして遊ぶことが多い場所。

日常使わない筋力や、バランス感覚など、遊具によって育まれる力は多岐に渡ります。

  • すべり台…筋力アップ・バランス感覚
  • ジャングルジム…空間認知能力
  • ブランコ・回転遊具…腕・足・腰の協応動作・感覚統合

特に、ブランコや回転遊具は、感覚統合につまづきのある子の感覚刺激を満たし、精神的な安定をもたらしてくれます。

以前、多動を落ち着かせる方法の中で、ブランコや回転遊具によってバランス感覚を整えると、自己刺激行動が落ち着いていくことを述べました。

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身体の中心軸が取れやすくなり、姿勢崩れの改善にもつながります。

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遊具を使わなくても、かけっこ、ボール遊びなどで、色々な身体能力が向上します。

②思考力の向上

外遊びで思考力?と思うかもしれませんが、驚くほど思考力を使っているんです!

例えば、ジャングルジムでは、スムーズに登ったり下りたり、左右に移動するにはどう足をかけたらいいのか、考える必要があります。

近年流行りの『ボルダリング』。

ボルダリングの要素を取り入れた遊具も、公園では目立ってくるようになりました。

これも、てっぺんまで登りきるには、どこに足をかければいいのか、熟考します。

力ピバラ

この時は息子、いっぱい考えて足をかけて登っていた!

こうして考えた末に見事達成した時の嬉しさは、きっと忘れられないものになりますよね。

③コミュニケーション能力

家の中とは違い、外に出ればいろんな子どもたちがいます。

時には、知らない子と一緒に遊ぶこともあるでしょう。

物の貸し借りや譲り合いなど、ルールを守って遊びながら、コミュニケーション能力が培われていきます。

しかし、発達が気になる子には、コミュニケーションに問題を抱える子も多く、ママは外出が億劫になりがち。

力ピバラ

私も、公園トラブルが多くなってきた時は、出かけるの億劫だった…

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子どもの不適切行動に、心身共に疲労困憊してしまうなら、無理しなくてもOK。

しかし外遊びは、社会性を身に着ける絶好の機会なのは、心のどこかに留めておいて下さい。

息子は人が大好きで、過剰にかかわりを持とうと、しつこく付きまとっていましたが、

  • 知らない子には、いきなり近づかない
  • 一緒に遊びたい時は、「遊ぼう」と声をかける
  • 抱き着かない

等、ひとつひとつ教え、公園トラブルも少しずつ減ってきています。

特性のある子は、空気を読んで行動するのが苦手。

コミュニケ―ションの経験値を上げて、「こういうときはこうする」と、パターン化して覚えていくことが大切です。

④知的好奇心が育まれ、脳の発達を促す

外には、色々な生き物・植物がいます。
それらに疑問を持ち、観察することで、知的好奇心が育まれます。

また、外に出ることで、さまざまな自然現象にも触れられ、四季があることの理解にもつながります。

自然の変化を肌で感じることは、五感を刺激し、子どもの心を豊かにさせていく効果も。

力ピバラ

おうちの中だけじゃ得られない五感への刺激は、脳の前頭前野を活発にさせるよ!

前頭前野は、意思や集中力、我慢する力を司るところです

発達が気になる子の場合、この前頭前野を活発に働かせることが、精神的な落ち着きや集中力に、良い影響を与えるのです。

どんな遊びをすればいいの?

身体を動かすのが苦手な方は、子どもとどんな遊びをすればいいのだろう、と思うかもしれません。

基本的に、子どもが好きな遊びをすればOK!

力ピバラ

遊びのすべてに付き合わなくたっていいんだよ!

子どもと一緒にやれそうだと思うものだけ、付き合ってあげればいいと思います。

発達が気になる子には、特有のこだわりがたくさんあります。

遊び方にイライラすることも、たくさんあるでしょう。

・物を投げる
・机の上のものをぐちゃぐちゃにする

これらの困った行動も、外遊びでは周囲に危険が及ばない範囲なら、止めていません。

ただでさえ、周囲に気を遣ってばかりいる、特性のある子の育児。
無理しない。放っておけるなら、放っておくようにしています。

遊具が苦手で砂場でしか遊ばない子、逆に砂の感覚が苦手で近寄りたがらない子、すぐに飽きて遊具を次々に変えてしまう子、色々います。

力ピバラ

うちは色んな遊具に行きたがるタイプかな

しかし、外では強制させず、割と自由にさせています。

外遊びのマンネリを防ぐ方法

外遊びのマンネリを防ぐには、

  • いろいろな場所や、いつもと違う公園に行く
  • 外出の時間帯を変えてみる
  • 遊び道具を持っていく

などの工夫があります。

ボール・なわとびなど、遊び道具を持っていくと、外遊びに変化が生まれるので、おススメですよ。

おすすめは、しゃぼん玉!

特性のあるなしに限らず、しゃぼん玉が好きな子は多いです。

公園に行って吹いてしゃぼん玉を吹いて、それを追いかけるのも追視と全身運動の練習になります。

大きさの違うしゃぼん玉を作るのも楽しいですね。

2、3歳くらいの子には、キッズバイクもおすすめ。

バランス感覚が鍛えられますし、自転車の予行練習にぴったりなんです。

我が家は、2歳の誕生日に『SPARKY』をプレゼントし、現在でも使っています♪

外遊びで、おもいっきり身体を動かそう!

男の子は、とにかく落ち着きがなくて、よく走り回るもの。

そんな男の子の欲求を満たしてあげるのに、外遊びはとても有効です!

幼児期の今のうちに、ぜひ身体をたくさん動かす機会を持ち、脳の前頭前野の発達を促しましょう!

力ピバラ

身体を動かすことが身近にあったら、運動することへのハードルも下がりそう♪