- 子どもが、なかなかご飯を食べ終わらない
- 出かける時間が迫ってるのに、急がない
- 毎日、叱ってばかりで、自己嫌悪…
お子さんの、そんな悩みをお持ちではありませんか?
わが家の愛すべき困ったちゃん(3歳男児)は、時間の感覚がなく、常にマイペース。
時計を一切、気にしません!
時計グッズで教えた効果が、なくなっちゃった!
しかし、あるアイテムを導入したら、時計を気にかけるようになりました。
この記事は、我が家で導入してみた、視覚支援タイマーについてご紹介します。
2020年5月22日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、2022年3月21日に再度公開しました。
Contents
視覚支援タイマーって?
『視覚支援タイマー』とは、時計が読めない子でも時間がわかるように作られたタイマーです。
『タイムタイマー』とも呼ばれています。
タイマーに目盛りが刻まれていて、赤く表示されている部分が、残り時間を表しています。
赤色の面積がなくなったらおしまい、というシンプルな時計です。
時間の概念を理解するのが苦手な、発達障害児に有効と言われていて、特別支援学級でも導入されています。

視覚支援タイマー導入のきっかけ
時間の感覚がなかなか身につかない息子に、イライラさせられていました。
特に、朝ごはんをいつまでも食べていて、ノロノロさにストレスが溜まる一方。
無理矢理取り上げるとパニックになるし、うまい方法が見つからなかったの
2歳の時に、時計を教えて効果が出ました。
しかし、ある時から、時計の効果がなくなってしまいました。

- 2歳の時に出来なかった、遊びからの活動の切り替えは、かなり改善。
- しかし、朝のグズグズ・マイペースぶりは、なぜか治らない
- 1~12の数字は読めるが、時計の数字は全く無視。
息子が自発的に、朝ごはんを終わりにできるようにしたい。
そう思い、視覚支援タイマーの導入を決めました。
視覚支援タイマーのメリット

視覚支援タイマーには、以下のメリットがあります。
- 目で見てわかるので、子どもが自発的に行動できる
- 時間の意味がわかる
- 親が口うるさく何度も言わなくて済む
時間は、目に見えない抽象的なものです。
発達障害の特性を持つ子どもは、「目に見えない」抽象的なことを理解するのが苦手です。
『視覚支援タイマー』で、時間が経過していくのを見ることで、時間が「視覚化」でき、時間への理解が進みます。
だんだんと、残り時間を推定出来るようになるので、子どもが自発的に行動しやすくなります。
時計の時と同じ!時間の概念がわかれば、うるさく言わなくても良くなるよ♡
視覚支援タイマー。我が家の例

メリットだらけと思われる『視覚支援タイマー』。
しかし、残念ながら息子には合いませんでした。
『視覚支援タイマー』を、理由も説明せずに実行したからか、逆効果!
パニックになり、「やめて~!」と絶叫するので、やめざるを得ませんでした…
どういうことだろう⁉
療育先の先生によると、『視覚支援タイマー』は有効に働く子と、そうでない子がいるらしいのです。
感覚的な問題で「減ってる!どうしよう!」と焦って、パニックになる子もいます
息子は、このタイプだったよう。 本人の気持ちを考えずに実行したのも、いけなかったです。
視覚支援タイマーは、すべての子どもに有効ではない。
導入する際は、子ども本人に「こうしてもいい?」と聞いてから実行する
視覚支援タイマー導入後の変化

息子には合わなかった『視覚支援タイマー』。
しかし、導入したことで、逆に時計を気にするようになりました。
タイマーと時計、どっちがいい?と聞くやりとりが生まれたよ!100%、「時計」って言う(笑)
時計の長針の数字を気にして、「長い針が10になったから、おしまいにする」と、切り上げるようになりました。
合わない場合は、軌道修正することも必要
『視覚支援タイマー』は、確かに有効とされています。
しかし、合う子・合わない子は、必ず存在します。
合わなかったら、軌道修正し、こだわりすぎないことも大切です。
うちの愛すべき困ったちゃん♪には、合いませんでした。
でも、導入することで、改善されたこともありました。
良いとされることは、積極的に取り入れる。
でも、合わなかったら潔くやめる!
親のすべきことは、子どもが自立するように促すことです。
結果に振り回されず、「自立できるようにするには、どうしたらいいか」を考え、サポートしていきたいです。
追記:視覚支援タイマー5歳の現状

しばらく嫌がっていた視覚支援タイマーですが、4歳をすぎたあたりからタイマーを使ってもパニックにならなくなりました。
4歳半~5歳までの現在は、大活躍をしています!
タイマーがなったら、遊びはおしまい!
これで次の行動に移れるようになりました。
ゴキゲン斜めだと、納得できずに嫌がることもありますが、ぐっと減っています。
今はダメでも、成長すれば出来るようになることもある。
時間を空けて、再度チャレンジすればいい、という証明にもなりました!
