発達障害・育児の困りごと解決

食事中の立ち歩き!プロに聞いた対処法

力ピバラ

4歳の息子が、食事中に立ち歩いちゃう!何度言っても直らないよ~!

子どもが食事中なのに歩き回ってしまうと、ママはストレスを感じてげんなりしますよね。

  • 食べ物がボロボロと床にこぼれて掃除が大変!
  • 汚れた手で壁やカーテンをベタベタ触られて、不衛生
  • 外食も億劫になる…

育児への自信もなくなっていくし、毎回の食事がイヤになります。

でも、ある方法で、食事中の立ち歩きがほとんどなくなりました!

今回は、子どもが食事中の立ち歩いて困っている方に向けて、私が実践して効果があった3つのコツについて、ご紹介します♡

力ピバラ

今回もまた、療育先の先生にアドバイスで解決した方法だよ!

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4歳1か月の食事の様子

息子が4歳になり、食事中の立ち歩きが悪化してしまいました。

食べて欲しい量の、1/3もいかないうちに、ぱっと椅子から立ち歩き、遊び始めてしまうのです。

力ピバラ

ちょっと~!まだたくさん残っているじゃない⁉

息子

もういらな~い!ごちそうさま!

力ピバラ

せっかく作ったのに!もうちょっと食べてよ~!

息子は、保育園でもクラスで一番小さい。

親としては、しっかり食べて、大きくなってもらいたいので、追いかけてでも食べさせようと必死です。

療育先の先生のアドバイス

困った私は、療育先の先生に相談してみました。
すると…

療育先の先生

食事の量が多すぎるんじゃない?
1/3しか食べないなら、思い切って1/3まで減らして出したら?

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えっ!それじゃ成長しないんじゃ…?

4歳標準の食事量を目安に、息子に食事を与えていた私は、先生のその提案に不安を隠せませんでした。
しかし、

療育先の先生

でも食べないんでしょ?だったら、それがその子の適量なのよ。成功体験を積むことで、段々と食事の量が増えることもあるわ!

つまり、
「食べきった」という経験が少ない
      ↓
食事自体が楽しくなくなる。
      ↓
ますます食べたくなくなる

そんな、負のループに陥ると言うのです。

特に、追いかけて子どもの口に運ぶ…なんてことは、やめた方がいいです。

遊んでいても勝手に食べさせてくれるのだから、いつまで経っても自分で食べようとはしなくなります。

カピバラ

反省…

まずは、自分の力で食べられた!という成功体験で、自信をつけるところからスタートしてみることにしました。

力ピバラ

先生から、成功体験を生み出しやすくするコツを3つ聞いたから、紹介するね!

①食事の量を減らす

山盛りの食事が目の前に置いてあると、それだけで萎縮して、食欲が減退するお子さんもいます。

  • ごはんは、ひとくち大のおにぎりにする
  • おかずは、少量に見えるよう、盛り付けを工夫する

子どもの前には少な目に出し、おかわりできる分を別に盛り付ける。

足りなかったらおかわりすればいいことを教え、スモールステップで達成感を得られやすくすることが、コツです!

②椅子に座れていたら、褒める

子どもが椅子に座っていられたら、すかさず褒めましょう!

「いただきます」をして、最初の5分くらいは座れていることもあるはず。

そこを見逃さず、褒めて、いい行動を強化していきましょう!

力ピバラ

ペアトレの手法を、ここでも使っていこう!

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もし、最後まで集中できずに立ち歩いてしまっても、声掛けで戻って、再び食べ始めたら、一度は見逃します。

繰り返すようなら、食事を下げてしまいましょう。

こうすることで「食事中は立ち歩かない」ということが、段々と伝わっていきます。

③食事に集中する時間を意識する

食べないからと言って、ダラダラと食べさせ続けていると、余計集中しません。

食事が始まったら、終わりの時間を意識するようにしましょう。

特に、出かける用事が控えている朝と違い、晩ごはんはダラダラしがち。

いつもより食べるスピードが遅いな、と感じたら、時計などを利用して、終わりの時間を明確に伝えると良いでしょう。

時間内に食べ終わったら、好きな遊びやTVが見られるなど、子どもが喜びそうな活動を組み込んでおくと、見通しを立てて行動する力が育ちます。

まだ時計が読めないお子さんには、タイムタイマーを利用して時間を意識する方法もあります。

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療育の先生

できるところから、がんばってやってみてね!

力ピバラ

ハイ!やってみます!

療育先のアドバイスを実践した結果

療育の先生のアドバイスを実践して、3週間。

その間、食べ歩きをほとんどしなくなりました。

力ピバラ

驚き!

食事の量を1/3に減らした初日には、すでにもう食事の最初から最後まで座っていることができました。

更に、息子本人からも、こんな言葉が出てきたのです。

息子

ぼくね~、食べる量が多くて、イヤだったんだよ~!

力ピバラ

えっ⁉(やっぱり)そうだったの⁉

じゃあそう言ってよ!って感じですが、まだ自分の気持ちをちゃんと言葉にするのが難しいのかもしれません。

発達障害児(グレーゾーン)は、自分の気持ちをアウトプットするのが苦手だとも聞きますので、察してあげる必要性を実感しました。

懸念していた食事量も、おかわり方式にしたら積極的におかわりしてくれるようになりました。

力ピバラ

食事量もそれほど減らずに済んだから、本当に良かった!

息子の立ち歩きの原因がわかり、一気に問題が解決しました。

まだある!食事中の立ち歩き防止策

息子のように、子どもが食事に集中していない時には、何かしらの原因があるはずです。

上に挙げたコツ以外に、以下のような点にも、配慮してみてください。

  • 外遊びが不足している
  • おかしの食べ過ぎでお腹が空いていない
  • 食事中にTVがついている
  • おもちゃが目に入る位置にある
  • 椅子や机の高さがあっていない
  • 使いやすい食器や食具でない

子どもに配慮した環境にすることで、問題が解決に向かうこともありますので、参考にしてみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたか?

子どもの食事中の立ち歩きを防止するには、まず子ども自身が「自分で食べ切った!」という成功体験を積むことが大切でした。

成功体験を生み出すには、

  1. 食事の量を減らす
  2. 椅子に座れていたら、褒める
  3. 食事に集中する時間を意識する

この3つがコツです。

同じ悩みを持つ方に、少しでも参考になれば嬉しいです♡

※注意※

多動、衝動性が強い、注意力散漫、危険がわかりにくい…

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下記の記事で、詳しく紹介しています!

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