- 世の中のルールって、子どもにどう教えたらいいの?
- 子どもをちゃんと躾けられているのか不安…
- ついつい、叱り過ぎてしまう
そんなお悩みはありませんか?
発達障害(グレーゾーン?)な息子は、空気が読めない言動が多く、母である私はいつもハラハラ。
特に、暗黙のルール的なことをどうやって教えたらいいのか、頭を悩ませていました。
そんな時に出会ったのが、『おやくそくえほん』。
世の中の常識やルールがわかりやすく描かれていて、とても為になりました!
脳の聞く力が弱い男の子には、視覚から入る絵本でルールを教えるのは、とても効果的。
中学教師である夫が、道徳で使いたいと言ってきたよ!
中学生も、大人も、自分の言動を見直すきっかけにもなる、『おやくそくえほん』をご紹介します!
Contents
『おやくそくえほん』概要
「おやくそく」ってしってる?
めにみえないけど、だいじなこと。
さわれないけど、だいじなこと。
「おやくそく」をしっていると、みんながあんぜんにきもちよくすごせるよ。
小学校入学前までに身に着けたい、42の習慣が描かれた、子どものためのルールブック。
ベストセラーとなった、『メシが食える大人になる!よのなかルール―ブック』の、待望の入門編です。
『おやくそくえほん』は、花まる学習会の高濱さんが監修
この絵本を監修しているのは、花まる学習会の設立者・高濱正伸氏です。
花まる学習会と言えば、「メシが食える大人に育てる」が信条の学習塾。
カンブリア宮殿や情熱大陸などでも取り上げられたよね!
「作文」「読書」「思考力」に、教室を飛び出した「野外授業」があり、机上だけでない学びを提供している、独自の路線を行く学習塾です。
高濱氏が「メシが食える大人」になるための土台として、小学校入学前後に身に着けたい42の習慣をまとめたのが、この『おやくそくえほん』です。
『おやくそくえほん』のおススメポイント
『おやくそくえほん』のおススメポイントを3つ挙げます!
- 楽しみながらルールを学べる絵本形式
- あたりまえのことがきちんと描かれている
- なぜそうするのか、理由もちゃんと書かれている
ひとつひとつ見ていくよ!
①楽しみながらルールを学べる絵本形式
『おやくそくえほん』の名のとおり、絵本で楽しみながらルールを学べるようになっています。
42のお約束、すべてに絵が描かれているので、どんなシーンのことを言っているのか、すぐにイメージすることができます。
その場で注意をしても、何が良くなかったのか、イマイチ子どもに伝わっていない…なんてことありませんか?
私の言い方が悪いのかな?全然伝わっていない感じ…
男の子は女の子に比べ、耳から脳に届いた情報を、適切に理解・記憶し、処理する部位の発達が遅めという特徴があります。
シーン別に、きちんと絵にしてあれば、聞く力が弱い男の子にも伝わりやすいです!
②あたりまえのことをきちんと拾い上げている
『おやくそくえほん』で取り上げられている42の習慣。
例えば、こんなことが取り上げられています。
- 何かしてもらったら、「ありがとう」という
- 何かしてしまったら、「ごめんなさい」という
- 脱いだ靴は揃える
- 口の中にものが入っている時は、おしゃべりしない
- 嫌いな食べ物でも、一口食べてみる
- せきやくしゃみをする時は、ハンカチで口をふさぐ
- 質問には、自分で答える
- 人の話は目を見て聞く
- 友達を応援する
- レストランのテーブルにあるもので遊ばない
- うまくいかないことがあっても、もう少しだけ頑張る
- 叱られている人の方を見ない
- 自分を好きでいる
どれもこれも、あたりまえのことばかり。
でも、そのあたりまえのこと、ひとつひとつ子どもに伝えてあげられていましたか?
あるいは、あなた自身、そのあたりまえのことが出来ていましたか?
私、出来てないことけっこうあったよ⁉
残念ながら、私は「あたりまえ」のことが出来ていない人間でした…
- 使ったものは、元の場所に戻す
- 不機嫌でいない
- 人の名前はしっかり覚える
- 「いや」と感じたことは相手に伝える
- 自分を好きでいる
これらすべて、私自身出来ていないな~と思っている点です。
特に、「自分を好きでいる」。
これって難しいですよね!
成長するにつれ、自己肯定感は下がり気味に…
子どものうちから育んでおきたいですよね。
大人も、日頃の自分の行動を見直す、いい機会になりそうです。
③なぜそうするのか、理由がちゃんと書かれている
全部で42個のお約束すべてに、「なぜそうするのか」理由がちゃんと書かれています。
私はよく「あいさつをしようね」と子どもに言うのですが、「なぜあいさつをするのか」その理由を説明していないことに気がつきました。
ただの押し付けになってた!
理由がわかっていないと、実行するのは難しいですものね。
押し付けられたことを、子どもは納得しません。
ちゃんと、納得した上で、初めて本当に身に付くものです。
親がしっかり教えられているか、確認する上でも良い本だと改めて感じました。
まとめ
『おやくそくえほん』は、世の中のルールがわかりやすく描かれている、子どものためのルールブックです。
言って聞かせても、なかなかしつけが身に付かない等の悩みを抱えている方に、ぜひ手に取ってもらいたい1冊!
楽しみながら世の中のルールを子どもと学んでみませんか?
幼児~小学校まで、長く使える!1冊あると便利な絵本だよ♡
『おやくそくえほん』絵本データ
- 絵:林ユミ
- 監修:高濱正伸
- 出版社:日本図書センター
- 発行日:2020年2月21日