ねーねー!おつきさまって、どうしてぼくについてくるの?
お子さんから、そんな質問をされたことはありませんか?
大人にとって、月は当たり前のように空に浮かんでいるもの。
けれど、子どもにとって月は、毎日大きさや形が違うし、見える位置も違う。
とっても、不思議な存在。
特に、歩いても歩いてもついてくるのに、興味津々!
お月さまって、どうしてついてくるんだろうって、疑問を持つのも、当然ですよね。
今回は、そんな子どもの疑問をわかりやすく楽しく教えてくれる、お話じたての科学絵本をご紹介します。
Contents
『ねえ おつきさまどうしてぼくについてくるの』あらすじ
夕暮れの空に、ぽっかり浮かんだお月さま。
「あれ?さっきからずっと、ぼくたちについてくるよ?どうしてだろう…」
- ぼくたちのことがだいすきだから?
- おつきさまのかえりみちもいっしょだから?
- もしかしたら…ついてくるようにみえるだけかも⁉
さて。
お月さまって、どうしてついてくるのでしょう?
『ねえ おつきさまどうしてぼくについてくるの』登場キャラクター
登場キャラクターは、かがくたんていだんと名乗る、ツキノワ3兄弟。
- ノワ…なんにでも好奇心いっぱいな、知りたがりやの末っ子
- キィノ…本を読んだり、調べるのが好きなおねえちゃん
- ツッキー…思い立ったら、すぐ行動!元気なお兄ちゃん
キャラが立ってるし、カワイイ絵柄で、ほのぼのしちゃう♡
おススメポイント3つ
『ねえ おつきさまどうしてぼくについてくるの』の、おススメポイントを3つご紹介します。
- ストーリー仕立てて、説明がわかりやすい
- しかけえほんで、月がついてくる理由が実践的にわかる
- 3歳~小学校低学年まで長く楽しめる内容
ひとつひとつ見ていくよ!
①ストーリー仕立てで、説明がわかりやすい
この絵本、説明がわかりやすいです。
ツキノワ兄弟たちの会話から、月がついてくる理由を説明していて、思わず「なるほど!」と納得させられます。

図鑑はまだ難しい、低年齢の子でも、カワイイ絵と説明で、すっと理解していけるでしょう。
全部はわからなくても、「ふーん。そうなんだ~」と思えるような、ちょうどいい難しさ!
②しかけ絵本で、月がついてくる理由が実践的にわかる
月がついてくる理由。
それは、ついてくるように見えるだけ!
バスや電車に乗っていると、近くの景色は早く動くけど、遠くの景色はゆっくり動くように見えます。
ノワくんたちは、バスに乗ってその事実を発見しました。
ノワくんたちと一緒に、バスに乗っているかのような仕掛けが施されている、この絵本。


仕掛け自体はシンプルですが、どういうことなのか、すぐにイメージが出来るのが素晴らしいです!
仕掛けに、子どもは大喜び!ぜひ体験してみて欲しいな♡
③3歳~小学校低学年まで、長く楽しめる内容
3歳からでも楽しめる内容ではあるのですが、月はどのくらい離れているのか、その具体的な距離となってくると、3歳ではまだ難しいです。
1週間とか1か月とか、時間的な感覚が身に付かないと理解できないよね
ちょっと難しい部分もあるからこそ、何度でも繰り返し読みたくなるし、長い期間楽しめます。
まとめ:3、4歳頃から始まるなぜなぜ期に使える絵本
子どもなら、誰しもが疑問に思う身近な出来事を、しかけを使ってわかりやすく教えてくれる科学絵本。
3歳~の「なになに期」に始まり、4歳以降の「なぜなぜ期」に、とっても使えます!
絵本で疑問が解決したら、その子はますます絵本が好きになるはず!
かがくたんていだんシリーズは、続編『もし、あなをずっとほっていくと、ちきゅうのうらにでられるの?』が刊行されています。
うわぁ。これも気になる!
ぜひ、あわせて読んでみてくださいね♡
『ねえ、おつきさまどうしてぼくについてくるの』絵本データ
- 作:きむらゆういち
- 絵:やましたこうへい
- 出版社:教育画劇
- 発行日:2009年8月8日
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