- 褒めるのが苦手…どうやって褒めたらいいの?
- うちの子はいたずらばかりで、褒めるところなんてないわ
- 男の子に効く褒め方ってあるの?
子どもは褒めて伸ばすのが一番とよく言われますが、褒めることに慣れていない人だと、どう褒めたらいいのかわからないですよね。
褒め上手は、天性のもの。
そう思っていませんか?
実は、「褒めるテクニック」を身に付ければ、誰でも褒め上手になれるんです!
何冊ものペアレント・トレーニングの書籍や、育児書を読んだ経験から、褒める技術と、男の子に効く褒め方について、お伝えします。
Contents
褒めるのが苦手なのはあたりまえ?
「私は、自分の子どもを褒めるのがうまい!」
あなたは、自信を持ってこう言えますか?
言えるわけない!褒めるのがヘタだって、自覚しているよ!
私に限らず、日本人の多くが、自分の子どもを褒めるのが苦手だと思います。
というのも、謙虚なのが美徳とされてきた日本では、人前で自分の子どもを褒めることは、はしたないと言われてきたからです。
反対に、欧米では自分の子どもでも「最高!」「素晴らしい!」と惜しみなく賞賛を贈りますよね。
日常的に褒める文化が根付いていないので、褒めるのが苦手だと感じるのは、当たり前なのです。
当たり前のことを褒めよう!
褒めるのが苦手だと感じている人は、まず当たり前のことを褒めていきましょう!
靴が履けた
洋服が着られた
自分で食べられた
そんな、些細なことで構いません。
日常の動作は、最初のうちこそ褒めていても、次第に「出来て当たり前のこと」として済ませ、褒めなくなります。
そこを意識して、褒め続けていきましょう。
当たり前のことを褒めると、当たり前のことがきちんとできる子になります。
小学生になっても同じ褒め方だと、「馬鹿にしてるの?」と取られちゃう。年齢にあった褒め方かどうか、よく考えてね!
褒めるタイミング
とはいえ、
「うちの子、その当たり前のことだってできない。だから、褒めるところなんてないわ」
という方もいるでしょう。
現に、私がそう。すぐに気が散る息子は、着替えも食事も、中途半端で完結できないの!
前提として、どんな子どもでも、何かをやり遂げるのは難しいです。
途中で飽きる、イヤになって投げ出すのは、子どもなら普通にあること。
だから、飽きる前、投げ出す前に褒めるのがポイントなんです!
- 何かを自分でやろうとしている時
- 指示に従おうとしている時
- すぐに行動に移そうとしている時
- (できていなくても)頑張っている様子が見えた時
これらは、子どもが努力している瞬間!
子どもが努力している時が、褒めるべきタイミングです!
できなかったことが出来るようになった時はもちろん、結果だけに注目するのではなく、過程(プロセス)に着目すると、褒めるポイントがたくさん見つかりますよ!
普通に遊んでいる姿を褒めよう!
お子さんが問題行動を抱えている場合、叱る回数がどうしても増えてしまいますよね。
そうなると、どうしても褒めるより、叱る回数が増えてしまいます。
でも、子どもが普通に遊んでいるだけでも、褒めていいんです。
えっ、別にいいことも悪いこともしてない…普通のことなのに?
普通に遊んでいる姿って、親にとっては「好ましい行動」ですよね?
「好ましい行動」をもっと増やしたいなら、褒めることで、もっともっとその行動が強化されますよ!
奇声・唾吐きなどは問題行動(=好ましくない行動)。これらを減らして、好ましい行動を増やしたいときに有効なやり方だよ!
褒め言葉のバリエーション
子どもを褒めるとなると、
「すごいね!」「えらいね!」
は、よく出てくる言葉ですよね。
「いい子だね!」なんかも、よく言っちゃうな~
こうした言葉は、「評価」に当てはまります。
子どもが何かした時、過程や努力を褒めず、結果だけを褒めていると、子どもは結果だけを追い求めるようになってしまいます。
そうなると将来、他人の評価ばかりを気にして行動するようになる危険も…
他人から評価されたいだけじゃ、本当の自信は育たないよね!
つまり、「すごいね!」「えらいね!」の褒め言葉は、使い方に注意が必要なんです。
結果を褒めるだけでなく、子どもの努力や過程を、忘れずに褒めると良いですね!
- ~をやってみよう!と思ったのがすごいよ!
- 工夫してやり遂げたのがえらいよ!
など、努力や過程に対しての「すごい!」「えらい!」は、もちろんOKです♪
褒め方のバリエーションを用意しておくと、もっといいかも♪
『I』メッセージで褒める
評価の言葉は使わず、自分の気持ちを軸に接します。
例えば、お友達におもちゃを貸してあげられたら、
「おもちゃを貸してあげたんだね。○○くんは、とっても優しくて、ママもすごく嬉しいわ」
こうした『I』メッセージは、自分自身の気持ちなので、褒め言葉としてすんなり受け入れやすいという特徴があります。
感謝の言葉を伝える
子どもがお手伝いをしたら、
「○○くんのおかげで助かった!ありがとう♡」
こんな感謝の言葉も、立派な褒め言葉です。
子どもの行動をそのまま言葉にする
褒め言葉が出てこない時は、子どもの行動をニコニコしながら、そのまま言葉にしてみましょう!
「残さず食べられたね!」
「挨拶できたね!」
何度も使うと効果が薄れるから、裏技だけどね!
NGな褒め方
比較が混じる褒め言葉には、注意が必要です。
例えば
「さすがお兄ちゃんだね!」
なんていう褒め方。
下の子と比較して、無理にお兄ちゃんとして行動している場合には、不信感を抱かせてしまいます。
また、皮肉に感じる褒め方。
「やればできるんじゃない」
などといった発言は、「いつもはやらないのに」という皮肉にも聞こえますので、気をつけましょう。
男の子に効く褒め方
男の子に効く褒め方って、あるのでしょうか?
あるならぜひ、やってみたいよね♪
女の子に比べて、結果と序列にこだわる傾向が強い男の子は、具体的な数字や早さを言うといいそうです。
「○○が今日は一番にできたね!」
「もう準備できたの?早いね~」
「ママ負けちゃったよ~」
『一番』『早い』『勝負の結果』
これらを織り交ぜると、負けず嫌いの男子の心に火がついて、やる気もアップします!
確かに、息子も10秒カウントやママとの勝負でやる気に火がつくこと多いもんね
スキンシップをとりながら褒めるのも、効果が高いやり方です。
身体の感覚が鈍い傾向にある男の子は、言葉だけでは伝わり方が弱いのです。
頭をなでたり、思いっきりハグしたり、大げさなくらいのスキンシップと一緒に褒めると、喜びが伝わりやすくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
- 当たり前のことを褒める
- 褒めるタイミングを考える
- 褒め言葉のバリエーションを増やす
これらのことを意識するだけで、誰でも褒め上手になれるというお話でした。
褒めるのが苦手…と感じている方は、ぜひ今からでも取り入れてみてくださいね。
意識していないと、すぐに忘れちゃって、元の木阿弥に…いつも意識して褒めるよう、私も頑張るよ!
関連記事
ほめ方の具体的なやり方・方法については、ペアレント・トレーニングが参考になります。『マンガでわかる魔法のほめ方PT』についてのレビュー記事です。
