モンテッソーリ教育の本を、子どもが2歳の時に読んで、とても感銘を受けました。
以来、おうちで出来ることだけですが、モンテッソーリの考え方を取り入れています。
今回は、私がモンテッソーリ教育を支持する理由について、お話しします。
男の子に、おススメな教育法なんだよ!
Contents
モンテッソーリ教育って?
モンテッソーリ教育とは、医師マリア・モンテッソーリ博士が編み出した教育法です。
将棋の藤井さんが、幼児期に受けていた教育法として有名だね!
世界中でポピュラーな教育法で、日本でもモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園があります。
モンテッソーリ教育の特徴
モンテッソーリ教育で、一番大事な考え方が『敏感期』です。
子どもが、「いつも通っている道」を通りたがり、道順を変えられなくて困った経験はありませんか?
子どもが2歳の時、まさにこれで困った!
実はこれ、子どもが『秩序の敏感期』のただ中にいる証拠なんです。
- いつもの順序
- いつもの場所
- いつもと同じ
これが、『秩序』。
2歳代の子どもが、特に敏感になり、乱れると必死で抵抗します。
大人が、単なるイヤイヤ期だからって、片付けてしまいがちなものね。
2歳頃は、『秩序』を手掛かりにして、自分を取り巻く環境を理解していきます。
世界における自分の位置を理解するのに、秩序にこだわるんですって。
「子どもが、生きていくために必要な能力を獲得するために、幼少期だけに現れる特別な期間」。
それが、敏感期です。
0~5歳までに
- 秩序の敏感期…順番や、場所、習慣、所有にこだわる
- 運動の敏感期…身体や指先を使うことにこだわる
- 小さいものの敏感期…虫など、小さなものを見たがる
- 数の敏感期…なんでも数えたがる
など、さまざまな敏感期が、順番に訪れます。
息子は今、小さいものの敏感期。道端のアリをじーっと見続けて、歩きたがりません!
- どの子どもにも、同じような時期にやってくる
- 敏感になっている事柄は、苦労なく身につく
- 敏感期を過ぎて身に着けようとすると、かなりの努力が必要になる
- 敏感期は、一定期間を過ぎると消え、二度と現れない
『敏感期』を予習しておけば、イヤイヤ期の見方が変わります。
モンテッソーリ教育の知識があれば、イヤイヤ期の子どもへのイライラが軽減される!
わが家のおうちモンテ
モンテッソーリ教育では、敏感期を利用した子どもの自主性を育む、環境づくりのヒントがたくさんあります。
モンテッソーリの考え方を軸に、我が家なりのアレンジで取り組んだことを紹介します。
環境を整えれば、子どもが自らやりたがるんだ♪
①子ども用の机と椅子・教具棚の設置。
子どもが集中して取り組めるよう、専用の机と椅子を準備しました。

モンテッソーリ教育では、子どもが主体的に玩具(モンテッソーリでは教具と言います)を選ぶことが大事です。
そこで、子どもが自らしたい遊びを選べるよう、教具棚をニトリのカラーボックスで作りました。

こどもちゃれんじのエデュトイや、はさみ、折り紙など、机上遊びの道具を一式置き、定期的に入れ替えています。
用意しておいたはさみプリントを、今夢中でやっています。教具棚に置いてて良かった!

②子ども専用のチェスト

洋服をしまう、出すが自分で出来るよう、子ども用のチェストを作りました。こちらも、ニトリのカラーボックス。
ボックスにラベルを貼れば、どこになにがあるかわかりやすい!

③踏み台の設置
子どもが自分で手が洗えるよう、キッチンや洗面台のそばに踏み台を設置しています。
④カレンダーで予定を伝える
あらかじめ、子どもに予定を伝えるようにしています。
- 毎日、同じスケジュールで過ごしたい
- 小さい子どもは、曜日感覚がない
敏感期の子どもは、強い秩序感があります。
だから、出来るだけ毎日同じスケジュールで過ごしたい。
その方が、安心するのです。
でも、毎日同じスケジュールで過ごすのは、難しいですよね。
子どもの突然の「イヤ!」に備えて、普段からカレンダーを活用しつつ、予定について話をしておくと良いです。

カレンダーにシールを貼って見える場所に貼っておけば、すぐに予定を伝えられます。
敏感期の準備
敏感期を予習しておけば、子どもが何歳何か月で、どのような行動をとるのかが予測できます。
来たる敏感期に備えて、環境を整えておきます。
読む敏感期
文字を覚えることが、楽しくてしょうがない!という時期です。
読む敏感期の訪れに気がつくよう、おふろにひらがなポスターを貼っておきました。
すると、ある時期から拾い読みをするようになり、あっという間にひらがなが読めるようになりました。
ひらがなマグネットも手作りしました↓

数の敏感期
なんでも数えたがる時期に突入したら、数の敏感期の訪れです。
わが家では、おはじきを用意しておきました。
おはじきを入れる器は、おはじきの色別に、底にシールを貼って準備。

最初は、色別におはじきを分類しだしました。
これも、敏感期のひとつ。「感覚の敏感期」の行動です。
しばらくそのような時期があり、分類遊びがひと段落したら、おはじきの数を数えだしました。
1~10まで数えられるようになったので、「数えたい!」欲が出てきたのでしょうね。
おはじきを数えだしたら、ママも一緒に数えて遊ぼう!男の子は、特に数が大好き♡
敏感期を知っておくと、子育ての予習ができるから、ママは環境を整えて、準備だけしておこう♪
モンテッソーリ教育はママの味方♪
モンテッソーリ教育は、子どもの強い衝動を味方につけて、無理なくその子の能力を引き出し、伸ばす『適時教育』です。
男の子は、特にこだわりが強く、とっても頑固。
落ち着きがない反面、周りの声が聞こえないくらいの集中力を見せることがあります。
そんな男の子に、知識を詰め込む早期教育は、あまり向いていないと感じます。
男の子のこだわりの強さを逆手にとれば、子どもはぐんぐん成長していきます。
大泣きしたり、強く反抗する子ほど、あと伸びすると言います。
自分でやりたい気持ちが、それだけ強いことの現れです。
そういう子は、新しいことにもどんどんチャレンジしていけます。
モンテッソーリ教育を知ることで、子どもの不可解な行動の理由がわかり、気がラクになりました。
虫を見てて帰らない時でも、「今はそういう時期なんだ」と思えるようになったよ!
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モンテッソーリ教育は、書籍も多数出ているので、一度手に取ってみることをおススメします!
