我が家では、数年前から冬に手前みそを仕込んでいます。
味噌を作ると言うと、樽を準備したり、専用の道具がないと作れない、と思われるかもしれませんが…
今回は、我が家の手前みそと、味噌作りが良くわかる絵本をご紹介します!
『まんまるダイズみそつくり』あらすじ
お味噌汁のお味噌って、何から作られているの?
お味噌はね、ダイズから作られているんだよ。
ダイズ?ダイズも作ることが出来るの?
もちろん!ということで、ダイズを作るところから、収穫、それからもちろん、お味噌作りまで、一連の流れが描かれています。
自分で育てて収穫したダイズを煮て、すり潰して、麹と塩を混ぜて樽に詰めて、待つこと半年以上…
そうして出来たお味噌で、おいしいおいしいお味噌汁が出来上がります!
『まんまるダイズみそつくり』感想
味噌を仕込む手順が描いてある絵本かと思いきや、お味噌の素、ダイズを育てて収穫するところまでを描いてあるのにびっくりしました。
それもそのはず。この絵本は「かがくのとも」の本でした。
『かがくのとも絵本』って?
5~6歳向けに、身の回りの植物、動物、物、事象を、ストーリー仕立てにして子どもたちに紹介している、福音館書店の月刊誌。それが『かがくのとも』です。
子どもたちの「なんで?」に答える、好奇心を刺激するラインナップとなっていて、科学に自然と親しむことができます。
知識的なことよりも、楽しさやおもしろさを伝えることに重点を置いているのが特徴。
絵本で興味を持ったら、図鑑で調べたり、実際に出かけたりして、興味の幅を広げて行ってほしい…。そんな願いを持って作られているようです。
『かがくのとも』でも、特に人気のあったバックナンバーは『かがくのとも絵本』(ハードカバー)として刊行されます!
3~5歳向けの『ちいさなかがくのとも』という月刊誌もあり、私はよく図書館でバックナンバーを借りてきます。
薄くて軽くて、なのに内容は申し分ない良書!さすが絵本の老舗、福音館書店です。
『まんまるダイズみそつくり』は、3歳の息子には内容的に難しいかな~と思いきや、かなり食いついてくれました!
お味噌汁には親しんでいるし、おでんにつける甘い味噌も大好きなので、興味を持ってくれたのかもしれません。
「もうお味噌になったの?」というくだりでは、必ず「まだまだ」と答えてくれます♡
手前みそを作ろう!我が家の味噌作り
我が家の味噌作りをご紹介します♡
【材料】
- 大豆…500g
- 塩…200g
- 麹…500g(我が家はみやこ麹)
【作り方】
- 大豆を軽く水洗いし、豆の4倍くらいの水につけて4~5時間置く
- ①の大豆を火にかけ、指でつぶせるくらいの柔らかさになるまで弱火で3時間以上煮る(圧力鍋だと約30分)
- 大豆を茹でている間に、塩と麹を混ぜ合わせる(これを塩切り麹と言う)
- ゆであがった大豆をざるにとり、煮汁と大豆にわける。煮汁は捨てずに取っておく
- 大豆をフードプロセッサーにかけてすりつぶす。
- ⑤の大豆に人肌くらいに冷めた煮汁を入れて、ハンバーグの種くらいの柔らかさにする
- ⑥に塩切り麹を入れて、混ぜ合わせる。
- ジップロックに入れて、冷暗所で保存する。3か月~半年くらいで出来上がり
大豆・麹・塩というシンプルな材料だけに、素材にはこだわりたいところです。
我が家は、麹は扱いやすい乾燥麹の「みやここうじ」、塩は沖縄の「シママース」を使用しています。
ポイントは、塩切り麹。麹と塩を混ぜあわせる作業ですが、手で塩と麹を揉みこむよう、塩を麹をしっかりなじませます。
最大の注意点は、殺菌・消毒!
長期保存する食品なので、手洗いをしっかりし、使用する道具はきちんと洗ってあることが大切です。
ジップロック保存は、扱いやすく、樽よりも衛生的だと思います!

2月に仕込んで、5月にはもう味噌の色になっているので、そのくらいで冷蔵庫に移すことが多いです。
梅雨になる前に冷蔵庫に移すと安全かなってとこでしょうか。
まとめ:手前みそで、楽しく食育♡
大豆と塩と麹を混ぜ合わせる作業は、小さな子どもも楽しく参加できます。
いつもと違う遊び(?)に、子どもたちは目を輝かせてくれることでしょう。
「これが味噌になるんだよ~」「お味噌汁になるんだよ~」と言えば、食に興味の薄い子どもも、関心を持ってくれるかもしれません。
なにより、自分で作る味噌は、無添加なので安心・安全!
味噌作りで、非日常な体験をぜひ、味わってみてくださいね♡
味噌汁が主役の、ハートフル青春漫画、『味噌汁でカンパイ!』もおススメです♡