就学前までに、ひとりで着替えを完了できることを目標に、洋服のアイテムごとにスモールステップで上達していけるよう考えてみました。
今回は、かぶるタイプのトップスについて、どういう手順で上達させていけばいいのかをご紹介します。
Contents
かぶりのトップスの着替え方は、4ステップで上達させる!
かぶりのトップス、上達への道は、4つのステップあります!
- 上着を頭から被せた後は、自分で腕を通せる
- 服の前後を補助し、正しい方向で手に持って、頭から被ることができる
- 補助なしで、服の前後を見分けることができる
- ひとりで最後まで上着を着られる
STEP①上着を頭から被せた後は、自分で腕を通せる
いきなり上着を渡しても、子どもはそれを頭に被ることが出来ません。
なので、子どもの頭にすぽんと上着を被せてやります。
そうすると、さすがに子どもも「これから着替えるんだな~」と自覚してくれるので、そこまでくれば後は自分で腕を通そうとしてくれるはず!
出てくる袖の位置がわからず、まごまごしているようであれば、声掛けやちょっとした手助けをしてあげて下さい。
何度か繰り返していれば、そのうちにちゃんと袖の位置もわかって、スムーズに着ることが出来てきます!
裾がお腹で止まっていたら、「お腹が出ているよ~」などと言いつつ、一緒に下げてやってくださいね。
STEP②服の前後を補助し、正しい方向で手に持って、頭に被ることができる
洋服には前後がありますが、子どもはそれを理解していません。
服には後ろと前があることを伝えた上で、これから着る上着の前後はどちらなのかを教えてあげます。
ボーダー柄や、無地の洋服は嫌味がなくていいのですが、前後がわかりにくく、子どもは混乱してしまいます。
上着を購入する際は、できるだけ色や形で、前と後ろがはっきりしているものを選ぶのがコツです♪
背中側は無地、正面側には柄やイラストが描かれているものなんかは、前後がはっきりしていていいですね!
前後とあわせて、裏表も教えてあげたいですね。

STEP③補助なしで、服の前後を見分けることができる
STEP②では、服の前後を親と一緒に確認しながら服を着ました。
STEP③では、親のサポートなしで服の前後を見分け、正しい方向で服を着られるようにします。
洋服も、前後がはっきりしているものから、目印を小さくしたものに移行したり、無地やボーダー柄を取り入れていき、単純な形だけで洋服の前後を見分けられるようになれればいいな、と思っています。
STEP④ひとりできれいに上着を着られる
被りの上着全般について、ひとりできちんと着られることが、最終ステップ。
服の前後をきちんと見分け、上着を手に取り、頭を出してから袖に腕を通し、裾を下におろしてお腹と背中を隠すところまで。
裾が出ていたり、服が曲がっていたら、自分で気がつける、というレベルにまで持って行けたら、御の字です。
鏡に映る自分を見て、身だしなみを整えられるって、自分を客観視できるかどうかにかかってくるので、通常このレベルは何歳くらいで達成できるものなのでしょうか?
子どもの「できた!」を叶える、洋服選びのポイント
幼児の洋服全般について言えることですが、ややゆったり目の服を選ぶと、子どもは着替えやすいようです。
私もついつい、「まだ着られるから…」と、今のサイズぴったり、あるいは、少し小さくなった服を着させたりしましたが、それだと子どもはとっても着づらい!
服はゆとりのある、ワンサイズ上くらいのものをチョイスしましょう!
また、最初はどちらを前にして着てもOKな洋服を選んで、子どもの「自分で出来た!」を育むのもいいかもしれません。
ラグランスリーブ、ハイネックなどで、前後どちらでも着られるタイプがあるようです。
まとめ
工程を分解してみると、子どもが手間取るポイントって、結構あるものですね…!
もうすぐ3歳になる息子は、今STEP②の段階です。
服の前後を教えれば、正しい方向で服を持ち、頭に被ってひとりで最後まで着ることが出来る段階にいます。
スモールステップで、徐々に上達していって欲しいですね!
上着を脱ぐのも、まだまだサポートが欠かせません。
ズボンと違って、上着は脱ぐのが難しいですよね…!脱ぎ方もいろいろありますし。
こちらも、4~5歳頃を目安に、ひとりで出来るようになればいいなぁと思っています。