産休・育休中の時間を利用して、資格取得をするママが増えてきています。
しかし、育休中に資格の勉強をしたことを、今は少し後悔しています。
自分で望んだことなのに、なぜ後悔しているのか?
今回は、 育児休暇中に資格を取得することの、メリットとデメリットについて、私の体験を交えて考えていきたいと思います。
- 育休中に、資格取得を目指した理由 ⇒復職の意志とやる気を周囲にアピールしたかったから
- 育休中に、資格の勉強をするデメリット ⇒育休は、育児という仕事を抱える身!勉強が大変だと、精神的に追い詰められる!
- 結局、育休中の資格取得はおススメ? ⇒自分次第♪しっかりとした意志と計画性が鍵!
2019年8月30日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も大幅に修正を行い、2020年5月13日に再度公開しました。
Contents
育休中に資格を取得しようと思った3つの理由
私が、育休中に『日商簿記2級』を取得しようと決めたのには、3つの理由があります。
- 所属部署にかかわる資格だから
- 勉強に時間がかかる資格だから
- 再就職に有利に働くから
①所属部署にかかわる資格だから →復帰後のやる気を周囲にアピール!
私は、前職で経理課に所属していました。
経理と言えば、簿記資格は必要不可欠。
また、簿記資格を持っていれば、出来る仕事の範囲が広がります。
経理課に配属された1年後に、『日商簿記3級』の資格を取得しました。
簿記2級にチャレンジするタイミングで、結婚。すぐに妊娠もして、産休に入ることになりました。
ようやくつわりが落ち着いた頃から、簿記2級への意欲が頭をもたげ始めました。
何より、
私のいた職場では、育休復帰後に全く違う部署に配属されることも多くありました。
私は、復帰後も同じ仕事がしたかったのです。
それには、仕事に対する責任感や、向上心を、上司や他の人に示す必要があると考えました。
資格を取得することで、仕事へのやる気は評価してもらえると思い、育休中に簿記2級をチャレンジすることにしました。
②勉強に時間がかかる資格だから
簿記2級は、3か月で合格可能!と聞きますが、3か月で合格できる人は、スケジューリングが上手で、集中して問題に取り組める時間がある人です。
簿記2級の勉強時間は、100~200時間が合格の目安。
平日3時間、休日に6時間勉強して1か月で約100時間。育児と並行して時間を捻出するとなると、3~6か月は必要でしょう。
簿記の勉強は、インプット以上に、アウトプットが大切です。
過去問を、どれだけ多く解いたかで、合格が決まると言っても過言ではありません。
勉強に時間のかかる資格だからこそ、仕事を始める前に取得しておきたいと思いました。
③再就職先を探すとき、有利になるから
簿記2級の資格、持っていないよりは持っていた方が、再就職に有利に働きますよね。
経理経験もあり、資格も有している、となったら採用者の見る目は変わります。
実際には、資格よりも実務経験の有無の方が大事ですが、マイナスに働くことはありません。
育休中に資格を取ることのメリットって?
育休中に資格を取るメリットは、以下の3つです。
- 自分磨き・スキルアップになる
- 産休・育休中の時間を有効活用できる
- 育児の気分転換になる
復帰すると、育児・家事・仕事の3つを回すことに必死で、勉強に割ける時間がなくなります。
育休中は、子どもが寝ている時間が隙間時間になり、その時間を勉強に充て有効活用することができます!
転職に有利になったり、仕事の選択肢が増えたり、メリットは多数あります。
育休中の資格取得のメリットについては、おススメの資格についての記事で詳しく紹介しています。
育休中に資格を取得するデメリット
育休中に資格を取得するには、当然のことながら、デメリットもあります。
- ママが休める時間が持てない
- 家族の協力が必要不可欠
- ママの精神的ストレス
息抜きの時間が勉強時間に…心休まる時間が持てない
赤ちゃんが起きている間は、授乳やお世話で勉強はできません。
勉強は、子どもが寝てから。
普通なら、そこでママも一緒に身体を休めるリラックスタイムとなりますが、そういうのは一切ありませんでした。
常に時間がないと感じていて、心休まる時間は持てませんでした。
家族の協力が不可欠
資格取得には、家族の理解と協力が不可欠です。
実際の試験と同じ時間配分で、集中して勉強したい時…子どもがいてはできません。
ほんの2時間でいいから、カフェで勉強したい。
そういう私のワガママを叶えてくれた夫には、感謝しかありません!
ママの精神的ストレス
試験が近づいてくると、焦って、イライラしてきます。
そういう時に限って、子どもの夜泣きが始まって、思うように勉強時間がとれなくて、イライラはさらに募りました。
思わず、息子に「早く寝てよ~!」と声を上げてしまったことも。
ママの精神的なストレスは、かなりなものでした。
資格の勉強をして後悔しているのは、まさにこれです。
資格取得を目指さなければ、心穏やかに育児ができ、子どもへの接し方もまた違った形になったかもしれない、と思っています。
結局、育休中に資格を取るのっておススメ?
育休中は、普段出来ないことをする、絶好の機会。
そのひとつとして、資格取得もいいと思います。
ですが、資格の勉強が、結局自分の首を絞めることになっては、元も子もありません。
育休期間中は、子育てという、新たな仕事が与えられていることを、忘れないでください。
子どもに100%向き合える機会は、復帰前のほんの1年かそこらの、わずかな時間なのです。
ママが落ち着いて、ゆったりとした気持ちで子育てすることが、子どもの情緒の安定につながります。
私は、自分のキャパシティ以上のことをやって、へとへとになりました。
もっと、子どもと一緒に色んなところに行って、経験させてあげたかったな~と後悔している部分があります。
育休中に資格取得することのメリット・デメリットは、結局自分次第なのです。
育休中のメインは育児! 資格取得にやっきになって、後悔が残る育休にならないようにしたいですね。
趣味を深める資格なら、気軽にチャレンジできたかもと思っています。「食育インストラクター」は、私が次にチャレンジしてみたいと思う資格のひとつです!
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