息子が2歳8か月になり、気づけば、指の力がかなりついていました。
クレヨンを持たせても、ふらつかず、ゆっくり線が引けるようになりました。
同時期に使い始めた箸も、なかなか上手です。
今回は、2歳児に初めて鉛筆を持たせるにあたり、気を付けるべきポイントや、おススメの筆記用具を紹介します!
2歳から鉛筆の練習をする意味
- 文字を習うのは小学校入学後だから、鉛筆はその時からでいいんじゃない?
- 幼児のうちは、勉強よりも遊びをさせるべき
- 『運筆力が身につく』
- 机に向かう習慣がつく
『運筆力』が身につく
ひらがなを書かせるよりも、まずは鉛筆で線を引いたり、ぐるぐる書きする、『運筆』をしっかりさせる方が大事です。
クレヨンを持ったばかりの幼児に、ぬりえをさせると、
- 枠からはみ出る
- 全部塗れていない
- 色が薄い
鉛筆も同じで、思い通りの線が引けるようになるには、力の調節方法を知らなければなりません。
そして、力の調節方法は教えられて身につくものではなく、感覚によるところも大きいのです。
だから、「書く」経験を積ませて、練習で身に着けていくしかないのです。
『運筆力』が大事な理由
「文字を書く」だけなら、ある程度の年齢になれば、ほとんどの子が出来るようになります。
でも、「速く」「スラスラと」書けるように…となると、どうでしょうか?
- 黒板に書いた文字を写す
- 口頭での指示をメモする
など、速く書く技術は、勉強にも仕事にも必要ですが、慣れていないとかなり大変です。
せっかく問題が解けても、書き写すのに時間がかかるとストレスになります。
「うまくかけない」「時間がかかる」→その結果、「勉強するのが嫌」といった、負のループに陥ってしまうのです。
就学後に、勉強に集中できる気力を養うために、運筆力は大事なのです!
机に向かう習慣がつく
運筆の練習をしていると、机に向かう習慣が自然につきます。
遊びの延長で、文字を書く練習に移行していけたら、勉強へのハードルも一気に下がります!
乳幼児におススメの机と椅子についての記事はこちら↓

はじめての鉛筆におススメのアイテム
幼児に大人用の鉛筆は適しません。
2歳児に、初めて鉛筆を持たせるにあたり、購入したアイテムはこちら。

- 6Bと濃く、2歳児でもはっきりとした線が引ける
- 軸が三角形になっている=自然と正しい持ち方になる
- 12センチと短めで、小さな手でも安定する
より安定して書けるように、『もちかたサポーター』も購入しました。
こどもえんぴつに装着させると、こんな感じ。

息子に握らせてみましたが、ちゃんと3本の指で鉛筆を持てていますよ!

はじめは、画用紙に殴り書き。慣れてきたらワークも!
鉛筆を持たせて、初めは画用紙に殴り書きをさせました。
クレヨンとは違う、画用紙を滑っていくような鉛筆の感覚が面白いのか、息子は楽しそうに殴り書きをしていました!
画用紙の空いている部分に、適当なマークをふたつ、離して書き、
「このマークとこのマーク、線でつないでごらん」
と線でつなげさせます。
これが、ワークに繋がります。
はじめての鉛筆練習に購入したワークがこちら。
全ページフルカラーで、楽しく運筆の練習ができます。

わりとすぐに終わってしまうので、かなりもったいないです。
私は消しゴムで消して、繰り返し使用しています。
まとめ
就学前に鉛筆を使えるようになっておくと、後々の勉強にメリットがたくさんあります。
しかし、早くから鉛筆を持たせることが必ずしも良い、というわけではありません。
鉛筆や文字への興味がないのに、強要するのは逆効果でしかありません。
また、指の力が充分備わっていないうちに鉛筆を与えても、うまく書けず、子どもにストレスとなることもあります。
子どもが書くことに興味を覚え、指の力がついたタイミングを見て、鉛筆を与えるのが効果が高いです!
鉛筆がまだ早いと思ううちは、クレヨンで、思い切り描くことの楽しさを知ってもらう方が、先かもしれませんね♪
