息子、1月で6歳になりました!
就学まであとちょっと…!
気づけば、小学校入学が目前に迫っています。
前回の記録から半年。どのように成長しているのでしょうか?
6歳の成長記録について、記事にします。
5歳7か月での課題と変化について
前回の成長から、半年が経過しました。

半年後の現在、息子はどのくらい成長しているのでしょうか?
2歳の時に掲げた目標と共に、総まとめのような形で報告します!
食事・着替え・排泄・社会性(精神面)、4つの観点から見ていくよ!
食事
5歳7か月では、エジソン箸を卒業し、イシダの「ちゃんと箸」を使っていた息子。
今年の10月に入り、ようやく普通の箸(矯正箸)へ移行しました。
子どもの手に合うもので、持ち方がわかりやすいものを、と吟味して選んだ箸がこちら。
- 右利き・左利き用がある
- 指の形に沿った特殊構造
- 手の大きさに合わせた長さ設計
さらに箸先に滑り止め加工もあるので、つまみやすいという点も決め手でした。
吟味した甲斐があり、初日から一発で使いこなすことができました!
すご~い!やればできるじゃん!!
正しい持ち方でお箸が使えているのは、「エジソン箸→ちゃんと箸→矯正箸」と、段階を踏んで少しずつ慣れさせたからだと思っています。
今では普通の割り箸もちゃんと持てているので、ゆっくりだったけれど、焦らず身につけさせて良かったです。
2歳の時に立てた「就学前までに箸を使えるようになる」って目標、クリアできた!
息子と食具の課題、その道のりは険しく、親の私は散々頭を悩ませました。
4歳直前まで、スプーンとフォークの3指持ちが出来なかった息子ですが『doddl』を使ったら、一発で直りました!
魔法のようなカトラリーについての記事は、こちら。

次に使用したカトラリーは『ののじ』。
我が家で愛用している、ユニバーサルデザインの食器については、こちらでまとめています。

着替え
3歳8か月で、身に着ける服は、ほぼひとりで完了できていた息子。
年中になって、2歳の時に立てたズボンの目標に従って、そろそろ前開きのズボンに挑戦させようか?と思い始めました。

しかし、保育園でも前開きのズボンを履いている子を見かけず、小学校低学年のお子さんがいる先輩も、前開きのズボンは履かせていないと仰って。
ユニ〇ロのレギンスとか、柔らかくて履きやすいしなぁ。前開きにこだわらなくても、お尻を隠した状態で用を足せればいいかな?
と、いう風に、考え方がシフトしていきました。
さて、この「お尻を隠した状態で用を足す」やり方、5歳7か月時点では全く出来ていませんでした。
しかし、ある時ふと、お尻を隠して用を足せるようになりました。
以来、家でも保育園でも、用を足すときはお尻を隠して、が出来ています。
洋服の裾をズボンに入れるのは、パジャマなどの柔らかい素材なら出来ていますが、固い素材のズボンでは難しいようで、よく「やって~」と言われます。
着替えも、2歳の時に立てた目標をだいたいクリアできているね!
排泄
5歳7か月時点で、排泄の心配は完全クリアできていました。
冬だから、おしっこのちょいモレが再発気味ではありますが、おねしょもほとんどないし、心配するほどでもないかな…とおおらかな気持ちでいます。
2歳からの課題、こちらもクリア!
社会性
2歳代からずっと課題だったのは、以下の4点。
- 気持ちの切り替えが苦手
- 声の大きさが調整できない
- 人との適切な距離感が掴みにくい
- 他害
①~④について、現状にあえて〇△×で評価をつけると、こんな感じになります。
気持ちの切り替え | △ |
声の大きさ | 〇 |
人との適切な距離感 | △ |
他害 | △ or 〇 |
ぜ~んぶ×だった、2歳と3歳に比べると、やっぱり成長している!
気持ちや行動の切り替えの悪さは、自閉スペクトラム症特有のものなので、タイムタイマーや予告、回数を決めるなど、こちらが工夫することで回避できています。
一度負のスパイラルにハマったら、自力では抜け出せないのも特徴なので、気を紛らわせるなど工夫が必要です。
本人の成長もありますが、養育者側が付き合い方を学んだ点が大きいと思います。
声の大きさは、声ツールを使っての指導もあってか、TPOに合わせた声の大きさが出せるようになりました。
人との距離は、相変わらず近いですが…親しい人以外にいきなり抱き着くことはしていないので、大きなトラブルにはなっていません。
他害も、ほとんどなくなりましたが、衝動的に手が出るのはまだあるので、△?といったところでしょうか。
できるようになったこと
今回はあえて社会性に目を向けてみます。驚くほど精神的な成長が見られました!
- 運動会などの行事に、ひとりで意欲的に参加できた
- お友達と共通の話題で雑談できた
- お友達とルールのあるゲームを楽しめる
- 保育園での出来事を教えてくれる
年少の運動会は、半分抱っこ。年中の運動会は、加配の先生がぴったり寄り添って、フォローされながらの参加。
そして年長。ひとりで最後まで行事に参加できるようになりました!
しかも、めっちゃやる気で、運動会のダンスは家でも練習をするほど!
渋々、イヤイヤ参加、ではなく、意欲的に参加できていたのがすごく偉かったです。
お友達関係も広がりました。
これまで一人遊びが中心だったのが、5歳7か月を過ぎて、共通の趣味のあるお友達と雑談したり、一緒に遊ぶことが増えました。
ルールのある遊びでは、これまでマイルールが発動することも多く、お友達とトラブルになることもあったのですが、ちゃんとしたルールに従って遊べているようです。
個人的に、これが一番嬉しい!ず~っと一人遊びか、先生としか遊べていなかったから
保育園での出来事も、今までは「さあ?」「忘れた」ばかりだったのに、今日の出来事を教えてくれるようになりました。
自分だけの閉ざされた世界から、少しずつ、周りでどんなことが起こっているのか関心が向くようになってきたのだと思います。
まとめ
他の子よりだいぶ遅い成長ではありますが、小学校に行ってなんとかついていける生活スキルは整っているのかな、と実感できた、今回の成長記録。
成長記録を読み返してみると、息子は社会性もですが、「食べる」ことに、ものすごく手間がかかる子だったんだな~とも思いました。
今も食べるのがすごく遅いしね…
特にスプーンから箸への移行に気を配り、スモールステップを繰り返した印象があります。
しつけもそうですが、生活スキルを身に着けさせるのに、ものすごく手間と労力のかかることが、息子の成長記録を見るとわかって頂けるのではないかなと思います。
同じ障害を抱えるお子さんを持つ方に、少しでも参考になれば幸いです!