息子、4歳7か月になりました!
心身ともに成長ゆっくり目の息子ですが、身長もぐんと伸び、4歳5か月の頃、ようやく100㎝を超えました。
あと50㎝で追いつかれちゃうんだ!びっくり!
5年も経たないうちに、生まれた時の倍の身長になっているだなんて、子どもの成長の早さには本当に驚かされます!
そんな4歳7か月の成長記録です♡
4歳時点での課題と変化について
前回の記録から、7か月が経ちました。

7か月が経った今、息子はどのくらい成長しているのでしょうか?
食事・着替え・排泄・社会性(精神面)の4つの観点から見ていくよ!
食事
4歳直前まで、スプーン・フォークの上手持ちが直らなかった息子。
『doddl』のスプーンとフォークのおかげで、満4歳になってやっと3指持ちになりました。

しばらく『doddl』を使わせ、頃合いを見て『ののじ』のカトラリーに変えて、現在に至っています。
カトラリーを変えても、3指持ちが継続出来ているので、スプーン・フォークの持ち方についてはクリアされたと言えるでしょう。
『ののじ』のカトラリーについては、こちらで詳しく記事にしています↓

ただ、生まれつきの手首の動きの固さから、口元へ運ぶ動きはスムーズでなく、未だに食べこぼしも多く見受けられます。
お箸へのチャレンジも、これからって感じ…
食事については、まだまだ課題が多く残るところです。
着替え
3歳8か月時点で、身に着ける服は、ほぼひとりで出来ています。
時々左右を間違えていた靴も、今は左右が違っていれば違和感に気づけ、自分で直して履いています。
時々わざと左右逆に靴を置いて、ちゃんと出来ているか見ているよ
手首の動きのぎこちなさに比べ、手先は割と器用なので、小さなボタンのついた服もOKですし、固結びもできます。
前開きのズボンには、まだ挑戦出来ていません。
排泄
ウンチもおしっこも、完全にトイレで出来ています。
しかし、おしっこについては、ちょっと漏らしてから気づくパターンも多いです。
漏らしちゃった~
しょーがないな~。早くトイレ行きな~!
イラっとさせられることも多いですが、こればかりは仕方ない、と諦めてきている部分も…。
床を濡らすまで漏らすことはないので、おしっこを我慢する力はあるのです。焦らずにいきたいです。
日中がこんな調子なので、夜中のオムツ卒業は、遠い先の話。
夜中に最低でも2回はおしっこしているようですし、満4歳の時点では、寝ながらウンチもしていたのですから(!)
コロコロウンチが布団の上に転がっていた時は、「ナニゴト⁉」ってびっくりしたよ!
おしりの感覚が鈍いんでしょうね。男の子には比較的多いと聞きます。
こればかりは、本人の努力ではどうにもなりません。
どうにもならないことを厳しく叱っても、意味はありません。
親は見守るしか、術がないと思っています。
社会性
相変わらず、保育園でもトラブルメーカーの息子。
前回の困りごとは、以下の4点でした。
- 気持ちの切り替えが苦手
- 声の大きさが調整できない
- 人との適切な距離感が掴みにくい
- 他害
ハッキリ言って、大きな改善は見られていません(泣)
奇声を上げるのだけは見られなくなりましたが、場に応じた声の大きさで話すのは、まだまだ苦手。
切り替えも大の苦手。
保育園では、外遊びの後室内に入ることを拒否するので、やむなく加配の先生がついて、そのまま外遊びをさせているそうです。
他の子は、声掛けだけでパッ動けるのに、息子はいつまで経っても動かない。あまりのレベルの違いに、何度打ちのめされたことか…
一番頭を悩ませているのが、他害です。
やっと「イヤ」が出てくるようになった!と思いきや、気に食わないことがあったら、手が出てしまいます。
家庭内でも、じゃれているつもりで髪を引っ張ったり、叩いたり、蹴ったり、物を投げたり…
これを許してちゃ、絶対いけないと思うの!でも、息子に伝わるようにするには、どうすればいいの??
「イヤ」「やめて」と、いくら言っても、やめてくれません。
怒っても、すぐに同じことを繰り返します。
これには私だけじゃなく、保育園の先生も、療育先の先生も頭を抱えています。
新K式発達検査2001を受けて
息子が4歳2か月の時に、新K式発達検査2001を受けました。

結果は、全領域でDQ77。
領域年齢は、3歳2か月程度という結果でした。
この数値は、軽度知的障害のボーダーラインに相応します。
発達指数 IQ (DQ) | |
20以下 | 最重度 |
21~35 | 重度 |
36~50 | 中度 |
51~75 | 軽度 |
「イヤ」や「ダメ」が伝わらないのは、知的障害が原因だったのかな…
自閉症スペクトラム症の子の8割に、知的障害があるとも言われています。
普通の子のうちの、7割程度しか理解できていないとすれば、これまでの行動もいくらか理解出来るのです。
しかし、家でこなすワークの正答率を見ると、知的ボーダーという結果にも違和感を感じました。
新K式発達検査を担当した心理士さんにも、言語発達が優れている点を指摘されています。
そこでつい先日、児童精神科を受診し、田中ビネーを受けてきました。
新K式の報告書から、知的ボーダーの子かなって思っていたのですが、知的にはノーマルです。息子さんの問題行動は、発達特性によるものでしょう
先生の言葉を、どう受け止めればいいのか。
私は、手放しで喜ぶ気持ちにはなれませんでした。
知的に問題がない場合、小学校では特別支援学級には在籍出来ないので、普通学級に所属しつつ、特別支援学級に通う「通級」になります。
息子の様子を見る限り、普通学級で過ごすことは、かなり困難だと感じているからです。
今後の課題
いよいよ就学に向けて、トレーニングをしなくてはならない段階に来ました。
小学校で授業を受けるには、
- 椅子に座っていられること
- 先生の話を聞けること
この2点が大きな課題となります。
現在の息子には、どちらも困難な課題です。
療育先にも知的に問題がないことを伝え、特性に合わせた対応よりも、上記2点が出来るように指導するよう、アドバイスを受けました。
一番の困りごとである他害は、
もしかしたら、聴覚の感覚過敏で手が出てしまってるのかも。他の子が発する言葉など、本人にとって不快なことがあるのかもね
そんな指摘を受けています。
感覚の過敏さが原因だったとしても、他害は許されることではありません。
しかし、どう接すればいいのか、現段階では全くわかりません。
感覚過敏、あるいは感覚鈍麻は、感覚統合につまづきがあるせいだと言われています。
感覚統合は、日々の生活の中でもトレーニングすることが出来るよ!
家庭で今出来ることは、感覚遊び…ブランコや、トランポリンなどで、感覚統合が促進するよう、働きかけることなのかな、と思っています。

身体を使った遊びをたくさん行いながら、医師からの診断結果を待ち、今後の方針を立てるつもりでいます。
できるようになったこと
出来ないことばかりに目を向けがちですが、出来るようになったこともあります!
- 一部の簡単な漢字と、ローマ字を読めるようになった
- 鉛筆が上達した(当方比)
- 自らすすんでお手伝いするようになった
ひらがな・カタカナに続き、小学校1年生レベルの簡単な漢字を読めるようになってきています。
自分の名前はもちろん、「水・木・人・日、火、飲む」などは読めるようです。
もっと読める漢字はあるんだけど、親の私がそこまで詳しく把握していないのだ
ローマ字も、だいたい読めるようですね。
発達障害児に時々見られる、『過読症(ハイパーレクシア)』に近いものがあるのだと思います。
とにかく読むのが好きで、駅に行けば片っ端からポスターを読みたがる、少々困ったちゃんです。
しかし、天から授かったありがたい特性だと捉え、伸ばしてあげたいです。
鉛筆も、だいぶ上達しました。
手首の動きがぎこちないので、手首を机について書くことに困難を抱えていますが、好きな点つなぎなどを繰り返すうちに、上達してきました。
手首の柔軟さを鍛えるには、この鉛筆に加えて、紙をちぎる、瓶のフタをあける、蛇口をひねる動きなどがあるよ!どれも日常の中でトレーニングできるね♪
『こどもちゃれんじ』の影響もあって、自ら進んでお手伝いする姿が見られます!

お手伝いしましょうか?
嬉しい~♡ありがとう!じゃあ、お皿運んでくれる?
4歳半までにやりたかった、家庭で何か『役割』を与えて任せることは出来ていませんが、「お手伝いをしたい気持ち」が生まれていることが成長です。
率先してお手伝いを提案できるということは、お手伝いを必要としている状況や、人が見えるようになっている証。
充分な成長だと思います!
4歳7か月まとめ
4歳からの7か月の間に、複数の発達検査を受け、児童精神科を受診したことが大きな出来事でした。
精神的には、しんどい思いもしたかな
私は、新K式の結果も、決しておろそかにしてはいけないものだと感じています。
DQ77という結果は、その時の息子の精一杯。
息子は、普通の子が10理解出来ることに対し、7割程度しかわからないのだという意識は、持ち続けるべきだと感じています。
でないと、
「なんでわからないの⁉」
「わざとやってるんでしょ⁉」
と、いらだちに苛まれ、親や周囲は苦しい思いをすることになります。
こちらが意図することのすべてが、彼には伝わらない。
それが「今」だけのものなのか、「今後もずっと」なのかは、誰にもわかりません。
特性だったら、特性に沿うように、彼に伝わるアプローチを模索し続け、伝える努力だけは、し続けていきたいです。
周囲にも助けを求めて、みんなで息子を支えられる体制や、環境を作ってあげることが、特性がある子への一番の配慮なんじゃないかな
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