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【体験談】就学時健診を受けました

力ピバラ

2022年11月上旬、就学時健診を受けてきました!

発達障害児にとって、小学校入学前のひとつの関門とも言える、就学時健診。

  • どんなことをやるの?
  • どんな準備をしておけばいいの?

そう不安になるママさんも多いと思います。

そこで今回は、発達障害児が就学時健診を受けるにあたっての心構えや準備について、我が家の体験も交えて記事にします。

就学時健診って?

正式名称は『就学時健康診断』。

小学校に入学する5か月~6か月前に実施される健康診断です。

健診では、その時の健康状態を見るのはもちろん、母子手帳を元に、既往歴・成育歴、予防接種歴なども確認し、子どもの健康状態を判断します。

カピバラ

子どもの健康状態をチェックして、治療を勧めたり、アドバイスも行ってくれるよ!

健診の結果次第では、特別支援学級や特別支援学校への就学を勧められることもあります。

発達障害児の保護者にとっては、子どもの就学先を決める重要な機会でもあるのです!

力ピバラ

通常級を希望している場合、子どもが突飛な行動をしないか、ハラハラしちゃう場でもあるんだよ~

就学時健診の内容

まずは、子どもの健康状態をチェックします。

就学時健診で検査する項目
  • 眼科
  • 耳鼻科
  • 内科
  • 歯科
  • 視力検査
  • 適正検査

お医者様が見て下さる検査項目については、子どもに事前に説明しておいた方がいいです。

聴力検査はなかったのですが、視力・聴力検査は、経験がないと戸惑うかもしれないので、口頭説明や動画で流れを確認しておくとスムーズ!

知的発達を確認するための、適性検査も実施されます。

診断がついていたり、通常級以外の学級を希望している場合は、必ず就学相談を済ませておきましょう。

力ピバラ

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就学時健診・当日の体験談

就学時健診当日、受付時間ぴったりに着きました。

が、受付は、すでに長蛇の列!

入学予定者100名程度に対して、すでに50名ほどが並んでいたのです。

力ピバラ

え~⁉すっごく混んでる!

就学時健診は、混み合うことが予想されるので、早めに行くのが吉です。

受付を済ませたら、一旦体育館に入りました。

用意されていた椅子に、受付をした番号順に座って、呼ばれるまで待機します。

待ち時間が長いと、子どもが飽きて多動に繋がるので、暇つぶしになるグッズを持っていくと良いかもしれません。

力ピバラ

私は、絵本を数冊持って行ったよ♪

呼ばれたら、親子一緒に健診会場へと移動しました。

地域によっては、通っている生徒の5、6年生が案内することも多いです。

力ピバラ

うちの地域も、コロナ前は高学年のお兄さん、お姉さんが子どもと一緒に健診を回っていたみたい

特性がある子の場合、見知らぬお兄さん・お姉さんの案内に、パニックになる可能性もあるので、できればこの辺も事前にリサーチして、対策をしておくと良いですね。

健診では、眼科→内科→耳鼻科→歯科→視力検査→適性検査→親子面談の順でした。

力ピバラ

内科の先生は、かかりつけ医だったので、息子は安心したみたい♡

視力検査も係りの指示に従い、特に問題なくクリア。

健診の後は、適性検査です。このあたりでちょっと混み合っていたので、待機教室で20分くらい待たされました。

初めての小学校の教室が珍しいのか、そわそわし始めましたが、頑張って座っていられました!

適性検査

適正検査は、子どもだけで行います。

担当先生がいる教室に、子どもひとりで入室し、質問に答えていきます。

どんな質問をしているのか、どんなことを見ているのかはわかりませんが、おそらく氏名・年齢・誰と来たのか等の質問で、日常的なやり取りができるかどうかをチェックしていたのだと思います。

力ピバラ

でもこの時に、もしかしたら言葉や、発音のチェックもしていたのかも…

次の先生との親子面談で、ふとそう思いました。

面談

私達の面談を担当して下さったのは、校長先生でした。

実は、就学時健診の1週間前、小学校で特別支援面談を行っていたのです。

特別支援面談は、特別支援教育の希望のある児童に対して行われる面談です。就学予定の学校の管理職と、特別支援専門員・特別支援コディネイターなどの教員と、対象の児童とその保護者とで行われのが一般的です。

力ピバラ

特別支援面談の体験談は、今後ブログにアップ予定だよ!

4月の就学相談で、通級を希望したいた我が家。

特別支援面談を経て、今回の就学時健診の面談で、校長先生からこんな提案をされました。

小学校の校長

息子くん、今は薬も使って椅子に座れているし、発音の方が気になるから、「ことばの教室」に通ってみない?

力ピバラ

えっ⁉「ことばの教室」??

『ことばの教室』とは、言語に障害のある子ども向けに設置された、通級指導教室と特別支援学級の通称です。地域によっては「ことばときこえの教室」と呼ばれ、言語障害の支援と聴覚障害の支援が両方受けられる場所もあります。

実は息子、滑舌が悪く、幼児言葉が抜けきらず、何を言っているのかわからず、こちらが聞き返してしまうことがよくあります。

加えて、自閉スペクトラム症?ADHD?特有の思考の飛躍もあり、何を言いたいのか、話の内容がわからないこともしばしば。

気になって、以前息子の診断をつけてくれた主治医にも相談をしたことがあったのですが。

児童精神科医

幼児言葉がこだわりとなっている可能性もあるから、もう少し様子を見てもいいかもしれません

そう言われて1年が経過。いつまで様子を見て入ればいいの?とモヤモヤしていた頃でもありました。

『ことばの教室』では、発音だけでなく、筋道立てて話すテクニックも教えてくれるようなので、まずはこちらに通ってから、通級利用、というのもひとつの道だと思うようになりました。

ちなみに、息子の言葉について、周囲の意見は様々。

保育園の担任

え~?言われるまで、気にしたことありませんでした~

息子の祖父

この年齢の子にしては、ちょっとしゃべり方が幼いなぁ

心理士

発音の悪さは気になりますね

療育先の施設長

本人が伝わらないことに悩んで、しゃべらなくなれば気にしていましたけど、息子くんはよく話すし、大体の話の内容はわかるので、気になりませんでしたね

力ピバラ

う~ん。これだけバラツキがあるのかぁ…

言葉の問題は、主観的なものも多いのだと実感もしました。

まとめ

以上、我が家の就学時健診の体験談でした。

うちは通級希望で、4月に就学相談を行っていたこともあり、他の子とは違う流れだったと思います。

そして、就学時健診を経て、『ことばの教室』へ通級することが内定しました。

発達障害児の就学時健診は、事前相談と準備が大事!

力ピバラ

今回の我が家の体験が、少しでも参考になれば嬉しいな♪